😏 岐阜不倫・略奪愛

その日も電話に出ないのだろうなと思ってかけると、珍しく電話に元妻が出た。
だが電話に出た元妻の様子がおかしかった。
しゃくりあげるように息を吸うような声で一方的にしゃべって来る。こちらが何を話しても返事をしない、元妻が勝手にしゃべるだけ。
話の内容は数日前に送った３通のメールについて話していた。元妻は小まめにメールを返す性格では無くメールに返信が無いのは慣れていた。
心配してこちらが何を話しても反応は無く一方的に元妻が話していた。
ふいにすすり泣きの声がすると、電話が切られてしまった。

そう、すすり泣きの様なあえぎ声がした直後に電話が切られたのだ。

それでも何が起きたのか分からず、何十回も元妻に電話をかけ直したが電話には出なかった。
１時間後に『会社のロッカー室で泣いていました』とメールが来た。時間は20:00を過ぎていたと思う。

数日後に家族４人で遊びに行ったが、元妻は機嫌良く子供たちと遊んでいて深刻な悩みが有るようには見えなかった。
「ロッカー室で泣いていたみたいだけど大丈夫？」と心配するフリをして聞いてみた。元妻は露骨に違う話で話題を反らして来て、不倫相手と性行為中に電話に出たのを確信した。 伊藤の性癖なのかラブホで不倫中に何度も電話が有って頭に来たのか、俺の女だと言うアピールだったのか。

その後から電話の電源が毎回切られるようになった。何回電話しても圏外か電源が切られているアナウンス。
自分だけで無く実家の家族も困ったと思う。数日後には留守電を設定していた。
いつも元妻の言い訳は会社のロッカーに入れていると圏外になってしまう。
確かに当時、元妻のauは海津市で圏外になる事が有ったが、年に数回の頻度だった。「毎日圏外になるのはおかしい」と言うと充電するのを忘れたとか、携帯が古くバッテリーの持ちが悪いとか言い訳してた。

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