中部空港でB787お披露目 7月、テスト機飛来
全日本空輸は、米ボーイングから新型旅客機「787」1号機(264席)が納入されるのを前に、7月10日に中部国際空港(愛知県常滑市)にテスト機を飛来させる。
B787は、開発の延期などで納期が当初予定から3年半遅れとなっている。機体のうち35%の部品を愛知県内で生産しており、地元関係者には待望のお披露目となる。
中部空港には10日午前7時半に着き、同日午後6時に羽田空港へとたつ。着陸の様子が展望デッキから撮影できるほか、着陸後には当日開放する駐機場前の臨時駐車場から、フェンス越しに見学できる。
B787は、軽量で丈夫な炭素繊維複合材を使った低燃費性が特徴。主翼や胴体など機体の主要部分を三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の3社が愛知県内の工場で製造している。全日空は世界で最初のB787の購入会社で、納入は9、10月ごろの予定。どの路線で使うかは未定。