函館市企業局交通部は、湯の川温泉電停の改良整備内容を明らかにした。ホーム幅の拡張やロードヒーティング敷設など老朽化の改善と、外国人旅行者や高齢者、車いす利用者への対応が主で、今年12月末の完成を目指す。
10日の市議会予算特別委員会経済建設分科会で、板倉一幸氏(民主・市民ネット)の質問に同部施設課の廣瀬弘司課長が答えた。
函館駅前方向乗り場は、ホームの長さ26メートルを変えず、幅を0・5メートル広げて1・5メートルとする。スロープ、上屋、防護柵も改築する。反対の湯の川方向は、自動車の右折レーン確保のため拡幅が困難で、既設ホーム(20メートル)を通路として利用。新たに有効幅員0・2メートル増の1・2メートルにして函館アリーナ寄りに移設する。
函館駅前方向はスロープ部を、湯の川方向は既設のホームにそれぞれロードヒーティングを新設。キャリーバッグを持って移動する観光客の乗降をスムーズにし、高齢者や車いす利用者の安全性が確保する。
工事費は約8000万円で、国の補助制度を活用し最大3分の1が助成を受ける。工事は今秋の2カ月ほどを想定し、工事中は仮設電停を置く。同課は「不便を掛けることもあると思うが、利用しやすい公共交通機関を目指して改良していきたい」と話している。
[匿名さん]
函館市企業局交通部は16日、市電715号車の車体更新車7000形7001号車の営業運行を開始した。電停停車時には、行先表示器に「2020.3.16 7001号運行開始」と表示し、市民にデビューをPRしている。
1959〜61年に14両を導入し、6両が現役で走行している710形では初めての車体更新車で、7000形は13年ぶりの新形式となる。アルナ車両(大阪府摂津市)で新規に製造した車体に715号車で使っていた台車を転用した。2月10日に駒場車庫に納入され、試運転など調整を重ねてきた。
同部では、これまでの新車運行開始日には乗車証明書の配付などを行ってきたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施を見送った。カラーLED化した車両前後の行先表示器には運行開始の文字と合わせて車両のイラストも並べた。特別な表示は17日まで見ることができる。
[匿名さん]
函館市企業局交通部は、明治時代の客車を復元した「箱館ハイカラ號(ごう)」の今季の運行を延期する。新型コロナウイルスの感染予防のためで、当初は4月15日を予定していたが、収束するまでの当面の間の措置として決めた。同部は「楽しみにしている人もいると思うが、現在の状況ではやむを得ない。安全に運行できるようになるまでお待ちいただきたい」としている。
函館の観光シーズンの幕開けを告げる風物詩的な存在で、10月末までの土・日曜、祝日に運行を予定している。赤を基調としたレトロな車両が特徴で、観光客からの人気が高い。2019年度は約1万1000人が乗車した。
[匿名さん]
函館市の老舗洋食店「五島軒」の全面ラッピング広告を掲出した路面電車が、4月下旬から函館市電で運行開始する。
ラッピング電車は函館市電の車両1両を使用し、「五島軒」のコーポレートカラーであるこげ茶色を基調に、帯や「GOTOKEN」の文字、「五島軒」本店のイラストなどを金色であしらったデザインに。号車を表す車体前面の数字「723」も金色で装飾するなど、老舗にふさわしい落ち着いた品格を醸し出す。
[匿名さん]
函館市企業局交通部はこのほど、函館市電における6月1日以降の「GTFS-JP」データをウェブ公開した。
函館市電の6月1日以降の「GTFS-JP」データが公開された
「GTFS-JP」は、国際的に利用されている公共交通用データフォーマット「GTFS」を基本に、日本の状況を踏まえて拡張されたデータ形式。公共交通機関の停留所・路線・便・時刻表・運賃などの情報を定義しており、Gooleマップをはじめ、世界中の経路検索サービスに反映される利点がある。国土交通省が定めた「標準的なバス情報フォーマット」の静的データフォーマットとして、全国でデータ整備が進んでいる。
[匿名さん]
巨大マスク付けた路面電車、市街地を駆け抜ける
読売新聞 / 2020年6月7日 11時30分
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車両にマスクを着けた路面電車(6日午後、札幌市中央区で)=松本拓也撮影
札幌の市街地を駆け抜けるマスク姿の路面電車が、街行く人たちの目をひきつけている。
新型コロナウイルスの感染防止のため、利用者らにマスクの着用を呼びかけようと、運行を担当する市交通事業振興公社の社員が発案した。マスクの大きさは縦45センチ、横65センチで、210形と240形の旧型車両2両のみが着けている。
運行は今月3日に始まり、1か月程度、街中で見られるという。
[匿名さん]
明治の路面電車復元した「ハイカラ號」、コロナ終息見えず今季の運行中止
読売新聞 / 2020年9月13日 20時59分
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今季の運行が中止となった箱館ハイカラ號(函館市で)
北海道函館市は、明治時代の路面電車を復元した期間限定の市電「箱館ハイカラ 號 」の今季の運行を中止した。新型コロナウイルスの影響で運行を見合わせていたが、終息が見えないため判断した。中止は1993年の運行開始以来初めて。
箱館ハイカラ號は、毎年4月中旬から10月末までの期間限定で運行する車両で、車掌が切符を手渡ししたり、行き先を口頭で伝えたりする昔ながらの運行で観光客らから人気が高い。しかし、車内が狭く密になりやすいことなどから感染リスクの高さが心配されていた。
市交通部の西村仁志さんは「毎年多くの鉄道ファンに楽しみにしていただいていたので残念。早くの終息を祈っている」と話した。
ただし、今月に入ってからは感染対策を取って、貸し切りでの運行は行っている。問い合わせは同部(0138・52・1273)。
[匿名さん]
函館市企業局交通部は、函館チンチン電車を走らせよう会などとの企画として、「箱館ハイカラ號」の貸切運転を実施。実施日は、2021年5月2日(日)。運転区間は、駒場車庫前(11:19発)~湯の川(11:26着、11:35発)~函館どつく前(12:22着、12:38発)~十字街(12:45着、12:48発)~谷地頭(12:56着、13:12発)~駒場車庫前(13:55着)。乗車は不可。雨天時は3日(月・祝)に順延し、3日も雨天の場合は501号車「アミューズメントトラム」で運転。
[匿名さん]