サウスポー対決。WBC3位、WBO4位など4団体で世界ランキング入りしているホープ中谷が初回から攻めた。あいさつがわりに力強いジャブ、左ストレートを放つと、クライマックスは突然訪れた。
中谷が踏み込んで左フックをボディに打ち込むと、鈍い音とともにクエルドが悶絶。10カウントとなった。
控え室で笑顔を見せる中谷
中谷潤人の話「世界? 19戦させてもらって、今日もいい形で勝てたので、チャンスがあれば。タイミングがあるので。できるだけ早いほうがいいですけど。自分の距離で戦うのは大事ですけど、自分からつぶしていくことも必要だと思う」。敗れたクエルドは11勝4KO7敗1分。
試合の模様はCS放送の日テレジータスで5日(水)22時30分から放送される。
[匿名さん]
世界王者候補の中谷潤人 日本タイトル返上
10.5元王者メリンド戦「KOをお見せしたい」
M.Tジムは22日に会見を開き、日本フライ級王者・中谷潤人の次戦を発表した。中谷は10月5日後楽園ホールの『ダイナミックグローブ』で、元IBF世界L・フライ級王者ミラン・メリンド(比)とノンタイトル10回戦を行う。同時に22日付で中谷が保持する日本タイトルを返上することも明らかにされた。
中谷(右)と日本挑戦者決定戦が決まった石澤
19戦全勝14KOの中谷は将来の世界チャンピオンを期待されるホープ。今年2月に獲得した日本王座はなかなか中谷に見合う挑戦者に恵まれず、せっかく決まった6月の初防衛戦も相手のケガによりキャンセルとなった(試合は無冠戦で初回KO勝ち)。陣営はここで返上を決断し、より上のレベルに視線を向けることにした。
今回のメリンド(現WBC・L・フライ級5位)は日本で八重樫東や田口良一、拳四朗らトップ選手と拳を交えたことでおなじみの選手。中谷はメリンドについて「タフな選手」と印象を述べたうえで、「そこを砕きたい。しっかりと勝ちたいです。分かりやすいKOをお見せできれば……」とKO宣言も。世界に向けた強烈なアピールをするつもりだ。
プロ転向の決まった神足(左)とのスパーを披露する中谷
会見後は、M.Tジムからプロ転向を予定するアマ50勝20敗の神足茂利(日大出身)と3ラウンドのスパーリングを披露。懐の深いサウスポー・スタイルから丁寧に確認するかのように右ジャブ、左ボディショットを繰り出していた。
またこの日の会見では、中谷と同門の石澤開(日本ミニマム級8位)の次戦も発表された。プロ入りして6連続KO勝ちの石澤は、9月21日に世界挑戦経験もある谷口将隆(ワタナベ)と挑戦者決定戦を行う。「このチャンスをつかみ取って、日本タイトル挑戦につなげたい。負けるつもりはありません」と石澤。
[匿名さん]
【ボクシング】中谷潤人が無敗の20連勝! 元世界王者メリンドにTKO勝利「返上されたWBC王座狙う」
2019/10/06(日)UP
被弾が少なく、試合後は無傷の笑顔でガッツポーズを見せる中谷
10月5日(土)、後楽園ホールにてノンタイトル10回戦が行われ、元日本フライ級王者の中谷潤人(21=M.Tボクシングジム)が元IBF世界ライトフライ級王者のミラン・メリンド(31=フィリピン・ALA所属)と対戦し、6R2分2秒でTKO勝ちを飾った。
中谷は世界を目指すべく今年7月に日本王座を返上。今回組まれたメリンドは世界前哨戦としては強すぎる、豪華すぎる相手と世間では言われた。
メリンドは2017年5月に八重樫東(大橋)からTKO勝利でIBF王座を奪取、7月にヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に勝利しV1達成も同年の大晦日に田口良一(ワタナベ)に判定で敗れ王座から陥落している。
中谷の左ストレートがクリーンヒット、メリンドはロープを背にする(Naoki Fukuda)
一方、中谷の世界ランクではWBA2位、WBC3位、WBO3位(全てフライ級)にランキングされ 戦績は19戦19勝(14KO)の無敗のホープだ。
試合では身長171cmの中谷に158cmのメリンド、身長差13cmから繰り出す右のジャブでメリンドの動きを止める。中谷打ち終わりにパンチを返すメリンドだが中谷には届かず。3Rから中谷はペースを上げ左ストレート、左ボディで圧倒しメリンドは何度もロープを背にした。
[匿名さん]