『NHK紅白歌合戦』の出場者が発表されたが、そこにSMAPの名前はない。
NHKがSMAPに出演依頼を続けてると報道されているが、実際には元マネージャーのI女史が退社したことで、SMAPメンバーときちんとコミュニケーションを取れる人がいないのではないかと言われている。
SMAPを国民的アイドルへと押し上げたがI女史だということは、SMAP解散騒動にしたがって広く知られるようになった。
その飯島氏の功績とはどのようなものだろうか。
■ドラマ2番手、3番手を受け入れる
SMAPが登場するまで、ジャニーズは1番手の主役級以外受けなかった。
しかし、I女史は違った。
「1993年の月9の『あすなろ白書』(フジテレビ系)では、木村拓哉(44)を3番手で起用しています。これはそれまでのジャニーズでは考えられないものでした。I女史はキムタクの可能性を見出していたので、チャンスに賭けてみたのです。それが大成功して、キムタクのブレイクにつながった」(放送作家)
また1997年には、『いいひと。』(同)に草なぎ剛(42)が主演。
それまでSMAPでも目立たない存在だったが、演技力を発揮して、イケメン枠以外でも活躍できることを示した。
■クリエイターとのコラボレーション
そしてI氏は、アーティスト、クリエイターとのコラボにも熱心だったという。
「山崎まさよし(44)、スガシカオ(50)、尾崎世界観、ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)などを多数参加させて、楽曲の質を高めるようにしました。その結果、SMAPの曲はアイドルファンだけでなく、大人からマニアまで、幅広くカラオケで歌われるようになった。SMAPがアイドルファン以上のファンを獲得したのも、このI氏のアーティスト戦略にあります。さらには、カルチャー雑誌などにもSMAPを売り込み、それまでアイドルなど扱わなかったカルチャー誌、ファッション誌もこぞってSMAPを扱うようになりました」
もはやI女史なしにSMAPは語れない。
彼女が去ってしまった以上、SMAPの空中分解は避けられなかった運命だったのかもしれない。
【日時】2016年12月08日(木) 11:45
【提供】デイリーニュースオンライン