今月17日、米国中西部のミシガン州デトロイト近郊で落下した隕石のかけらが雪原の中から見つかった。
この隕石は、米国時間17日午後8時10分ごろ、デトロイト周辺で、青白い閃光が上空で爆発するのを複数の住民が目撃。
直後にマグニチュード(M)2.0の地震が発生したもの。
正体は直径1.8メートル程度の流星が、時速4万5000キロで大気圏に突入したときの衝撃が地震を引き起こしたのが原因で、米国立気象局(NWS)と米地質調査所(USGS)のふたつの観測機関が正式に発表している。
直後から、プロの天文学者から素人が総出で隕石探しを開始。
このうち、デトロイトから北西に60キロほど離れた天文台ロングウェイ・プラネタリウムの天文学者トッド・スリッシャーさんとバディ・スタークさんらのチームが18日、雪原に突き刺さるように落ちていた隕石のかけらを発見した。
見つかったかけらはいずれも大きさ2センチ足らずの黒い小石で、落下して散らばった際に、凍った雪原の上に跳ね返った痕跡も見つかっているという。
ロングウェイ・プラネタリウムでは、詳しい成分分析を行うとともに、先週19日から館内で展示を開始した。
【日時】2018年01月22日(月) 11:55
【提供】ハザードラボ