🤼 プロレス総合

キラー・カーン、世相への嫌気から居酒屋閉店「とことんこの土地がいやに」
[2021年5月7日14時36分]


手振りを交えて小沢さんは「コロナの影響もあるけど、もうねこの町が嫌いになった」と悲しげな表情で閉店の理由を説明した
手振りを交えて小沢さんは「コロナの影響もあるけど、もうねこの町が嫌いになった」と悲しげな表情で閉店の理由を説明した
オレンジ色の似顔絵入りの看板で人気スポットにもなっている。JR新大久保駅から徒歩3分の好立地だ店前には5月22日で閉店する張り紙。後方にみえる白衣の“巨人”が店主の小沢さん亡き尾崎豊が大好物だったカレーライス。小沢さんは「いろんなフルーツを入れてコクを出している」と話した

昭和時代に世界を舞台に活躍した日本人レスラー「キラー・カーン」こと小沢正志さん（74）が新型コロナウイルスの感染拡大で東京・新大久保で営業していた居酒屋を5月22日に閉店することを決めた。

大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントの足を骨折させたラフファイターも、コロナには勝てなかった。ただ、閉店の理由は今の世相への嫌気からだった。

JR新大久保駅から歩いて3分で「居酒屋カンちゃん」に到着する。韓国料理店がたち並ぶ中、和食をメーンに中華風味のメニュー構成となっている。通常では夕方5時から深夜11時までの営業だが、緊急事態宣言でアルコールの提供を一切やめて、カレーライスを中心とした定食店として午後4時から4時間だけ店を開けている。

店頭には「お知らせ」と赤いアンダーラインを引いて「当店は5月22日（土）もちまして閉店ときめました。カンより」との手書きの紙が張り付けてあった。ガラス越しに店内をのぞくと195センチの巨体でのしのしと歩く白衣のスキンヘッド。店主の小沢さんだ。