藤井五段を小学4年時から指導する師匠、杉本昌隆七段(49)は「今の藤井なら互角に戦う。勝っても全然驚かない」と予想した。
2人は公式戦で初対決となるが、昨年の非公式戦で2度対局して1勝1敗。杉本七段は「藤井が勝ったときの羽生さんはノーガード。わざとパンチを打たせて重さをはかっていた」と話す。一方で「藤井も一番の成長期で1年前とは違う。終盤の詰めの速さに、序盤の戦略や中盤の巧さが磨かれ、苦手がなくなった」と断言する。
羽生二冠の怖さは、追い詰められても予想外の一手で逆転する「羽生マジック」。杉本七段は「相手の得意を受ける横綱相撲。それだけに微差のリードを奪った方が逃げ切る」とみる。
今回は公開対局。計780席の観戦・観覧券は発売4時間半で完売した。対局の持ち時間は各40分で決勝も同日実施。藤井五段は棋戦初優勝を果たせば六段に昇格する。杉本七段は「今後数多く大舞台で戦う2人の第1ラウンド。実績からすれば羽生さん優位は動かないが、藤井が平常心で普段の将棋を指すことができればファンを感動させる勝負になる」と対局を待ちわびる。(サンケイスポーツ:丸山汎)
2人は公式戦で初対決となるが、昨年の非公式戦で2度対局して1勝1敗。杉本七段は「藤井が勝ったときの羽生さんはノーガード。わざとパンチを打たせて重さをはかっていた」と話す。一方で「藤井も一番の成長期で1年前とは違う。終盤の詰めの速さに、序盤の戦略や中盤の巧さが磨かれ、苦手がなくなった」と断言する。
羽生二冠の怖さは、追い詰められても予想外の一手で逆転する「羽生マジック」。杉本七段は「相手の得意を受ける横綱相撲。それだけに微差のリードを奪った方が逃げ切る」とみる。
今回は公開対局。計780席の観戦・観覧券は発売4時間半で完売した。対局の持ち時間は各40分で決勝も同日実施。藤井五段は棋戦初優勝を果たせば六段に昇格する。杉本七段は「今後数多く大舞台で戦う2人の第1ラウンド。実績からすれば羽生さん優位は動かないが、藤井が平常心で普段の将棋を指すことができればファンを感動させる勝負になる」と対局を待ちわびる。(サンケイスポーツ:丸山汎)