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富田林署から逃走1カ月 樋田容疑者の潜伏先は関東・東北か



樋田容疑者（大阪府警提供）

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　富田林署から逃走して１カ月。樋田淳也容疑者（３０）の有力情報に大阪府警が懸賞金を支払うと発表した。府警のＯＢが資金を出し、上限２００万円を払うという。大阪府警は１２日も不審車２台に警官が発砲して男１人を逮捕し、別の男を取り逃がす失態を犯したばかり。焦りがピークに達しているようだ。

■西の脱走犯は北を目指す

「樋田容疑者は８月１２日に脱走したあと４、５件のひったくりを繰り返し、盗んだカネは最大で５万円。警察は樋田容疑者の親族と友達を張り込んだりしたが、８月１５日を最後に足取りが途切れたまま。樋田容疑者の数々の罪状には強制性交も含まれる。もし再びレイプ事件を起こしたら府警の責任は重大です。そうした焦りから懸賞金を用意したようです」（捜査事情通）

　府警は３０００人体制で樋田容疑者を捜しているが、行方はつかめていない。そのため支援者の家にかくまわれているとの見方もあるが……。

「１カ月も姿をくらましているということは府外に逃げた可能性が高い。関西の脱走犯は北を目指すケースが多いので、既に関東や東北に潜伏しているのではないか。友人などの支援者からまとまった逃走資金を提供されたとも考えられます。警察は樋田容疑者がひったくりでもしないかぎり、手がかりがつかめない状況です」（元兵庫県警刑事で作家の飛松五男氏）