一般的な消火器の8倍の圧力で水を噴射し、ガラスは粉々、スイカも真っ二つになる最強のおもちゃが誕生した!米航空宇宙局(NASA)のエンジニアだったマーク・ローバーさんは、世界最大の水鉄砲「スーパー・ソーカー」でギネス世界一認定を目指す。
大の男ひとりが抱えて持つのがやっとというスーパー・ソーカーは、長さ2メートルの銃身から、毎時391キロの速さで水を高圧噴射するキングサイズの水鉄砲だ。
製作に半年かけたというのは、NASAのエンジニア出身のマークさん。
今月12日に水鉄砲の威力を紹介する動画をYouTubeに投稿して以来、全米で注目のユーチューバーとなった。
サイズこそ巨大だが、スーパー・ソーカーは子供用のおもちゃとそっくり同じ原理で作られている。
水を入れたタンクに空気圧をかけて、引き金を引くと噴出する。
唯一の違いは加圧に窒素ガスのタンクを使っていることだ。
マークさんはおもちゃの水鉄砲「ソーカー(Soaker)」を開発した発明家のロニー・ジョンソン氏にも交渉し、彼が若い頃に発表したおもちゃの水鉄砲のアイディアを使うことを快諾してもらった。
マークさんはYouTube動画の中でガラス板を粉々にしたかと思うと、スイカやバナナを真っ二つ、コーラの缶は爆発し、並べたワイングラスの脚(ステム)は執に折れていった。
これだけ書き連ねると、単なる乱暴者のようだが、マークさんが目指すのはギネス世界記録の水鉄砲部門で世界一になること。
これまでの記録保持者は、ララミー社がかつて発売した1メートルの銃身から4.6キロの水を噴射するタイプの「モンスターXLウォーターピストル」だというが、スーパー・ソーカーから見れば、赤子のおもちゃ同然だというから、ギネス世界一もきっと夢じゃないだろう。
【日時】2017年07月22日(土) 10:45
【提供】ハザードラボ