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新型コロナウイルスの感染拡大により、ジャニーズ事務所に所属するタレントの仕事にも、さまざまな影響が生じている。

各種公演の中止、ドラマの初回放送日が延期になったほか、生放送番組の内容が変わるなど、これまでとは異なる活動にシフトしている状況だ。

タレント側も自宅で過ごす時間が多いためか、斬新な試みも始動しているようだ。

4月8日、事務所はNEWS、Sexy Zone、ジャニーズWESTのコンサートや舞台など、ジャニーズグループ主催の公演に関して、5月6日までのステージを中止にすると発表。

同7日以降の開催可否については、政府の発表を注視し、あらためて案内するとしている。

また、4月期のジャニーズタレント主演ドラマに関して、今月16日にスタート予定だった木村拓哉主演『BG〜身辺警護人〜』（テレビ朝日系）は、撮影が再開するまで2018年1月期に放送された前シリーズの傑作選を放送するとのこと。

Sexy Zone・中島健人とKing＆Prince・平野紫耀がダブル主演を務める『未満警察 ミッドナイトランナー』（日本テレビ系）も、11日の第1話放送を見送り、11日と18日はKAT-TUN・亀梨和也＆山下智久のコンビで大ヒットした『野ブタ。

をプロデュース』（同、05年放送）の特別編をオンエアーする。

さらに、A.B.C-Zがパーソナリティを務めている生放送のラジオ番組『A.B.C-Z 今夜はJ's倶楽部』（NHKラジオ第1、毎週火曜日午後9時台）は、7日の出演がなくなり、過去回をアンコール放送。

同局の『らじらー！　サタデー』には、Hey!Say!JUMP・伊野尾慧＆八乙女光（午後8時台）、浜中文一と関西ジャニーズJr.メンバー（9時台）、週替わりでSixTONES・Snow Man・Travis Japan（10時台）が登場しているが、こちらもアンコール放送となった。

残念ながら、しばらく『らじらー！　サタデー』ではレギュラー陣の“生の声”は聞けなくなってしまうようだ。

「4日の『らじらー！　サタデー』で、ジャニーズタレントはマスク着用でトークをしていたほか、音楽を流している間にブース内を『換気する』と、リスナーに向けて説明していました。今後のアンコール放送実施に対し、ジャニーズファンは『気を使って放送していたとはいえ、メンバーが心配だった。アンコール放送になって安心しました』『JUMPの健康が一番。正しい判断だと思います』『過去の放送が聞けるのはうれしい！』と、前向きに受け止めているようです」（ジャニーズに詳しい記者）

そんな中、タレントとファンが一体となって楽しめる企画を発案する人も。

4月8日、KAT-TUN・中丸雄一はこの日リリースされた『KAT-TUN LIVE TOUR 2019 IGNITE』のDVD＆Blu-rayについて、公式携帯サイト・Johnny's webの個人連載「中丸のページ」やJohnny's web登録者向けのメールサービスにて、発売記念の「同時視聴」をファンに呼びかけた。

日時は、10日の午後3時からで、「一緒に再生ボタンを押して思い出を振り返りましょう」「外出せず、家でDVDを鑑賞しましょう」と、メッセージを送り、一方で購入していないファンに対しては、「無理に買いにいかないで」と釘を刺しつつ、手元にある別のKAT-TUNの作品を同時に視聴することをオススメしたのだった。

「ジャニーズWEST・中間淳太も『俺と一緒に」ジャニーズWEST LIVE TOUR 2019 WESTV「観ませんかー』と、11日の土曜午後2時から同時視聴をファンに呼びかけました。Johnny's webの個人連載『じゅんだいありー』（9日更新）で明かしたところによれば、平日に仕事があるファンのためにも、『なんか楽しめることないかなー』と考えた結果だといい、『土曜日の14時ぴったりに再生ボタンを押すの』『そしたら一緒に観てることになるよね？』と提案。SNS上でファンが実況する時に使用してほしいのか、『#中間と一緒にWESTV鑑賞』のハッシュタグもつけていました。盛り上がり次第では、今後別のタレントが続くかもしれませんね」（同）

映像作品を同時に鑑賞するイベントは、もともとファンの間で頻繁に行われていたが、ジャニーズタレント側からの“お誘い”は、珍しい例だろう。

これにはファンも「まさか公式から同時視聴を誘われる日が来るとは……！」「ゆっちからオタクみたいなメールが来てビックリした（笑）」「公式が企画した同時視聴いいな〜。ジャニーズ全体でやってほしい」「本人が同時視聴を促すのは画期的。ゆっち、最高！」「淳太くんと一緒に見れるって幸せ！」などと、大興奮。

コンサートや舞台でジャニーズタレントに会えない今、ファンにとってはうれしい取り組みのよう。

こうした企画がジャニーズ内で広がっていくことを期待したい。