環太平洋火山帯で連日、活発な火山活動が観測されるなか、カナダ西部に位置するエジザ山の溶岩ドームからは、意外なものが飛び出した。
火山灰の放出ではなく、七色の虹だった。
太平洋に面したブリティッシュコロンビア州に位置するマウント・エジザ州立公園は、複数の火山が組み合わさって美しい稜線をたどる自然豊かなトレッキングコースとして人気がある公園だ。
エジザ山の周辺には、ココア・クレーターやコーヒー・クレーター、ピロー(枕)・リッジ(尾根)、ネック(首)などユニークな名前がつけられた登山ポイントが点在するなか、最高峰のエジザ山(標高2787メートル)の南西にテネナ・コーンに今月、火口から飛び出す噴煙のように虹の橋が伸びているのが目撃された。
世界各地の火山で溶岩の調査を行なっている米国人火山学者、ベンジャミン・エドワーズ(Ben Edwards)さんがその瞬間の撮影に成功した。
【日時】2017年12月18日(月) 12:54
【提供】ハザードラボ