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韓国のチョン・セギュン（丁世均）首相は2日「社会の一部で、ワクチン接種をめぐるフェイクニュースが溢れている」とした上で、「中絶された赤ちゃんの遺伝子で新型コロナウイルスワクチンは作られている」「接種した人はゾンビのようになる」などの“うわさ”がオンライン上で不安や不信を煽っていることを指摘した。

丁首相はこの日午前、政府ソウル庁舎で新型コロナウイルス対応中央災難（災害）安全対策本部会議を主宰し「防疫当局と警察は虚偽・操作情報を根絶するため努力しているが、オンライン上ではまだうその情報が飛び交っている」とし、このように述べた。

丁首相は「フェイクニュースを迅速に削除し遮断するため、放送通信審議委員会の役割が極めて重大である」と強調。

その上で「特に、新型コロナウイルスまたはワクチン関連の60件以上の審議事項が野放しになっているのは非常に残念。フェイクニュースが国民的不信を持ち込み、接種に支障をきたす危険を繰り返してはならない」として、放送通信審議委員会の推薦など委員会構成を迅速にするよう要請した。