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平泳ぎ世界新記録 鈴木長官「この時期信じがたい」

2月7日 13時36分

競泳の男子２００メートル平泳ぎで、渡辺一平選手が世界新記録をマークしたことについて、オリンピックの背泳ぎの金メダリストで、スポーツ庁の鈴木大地長官は「泳ぎ込みを行う一番ハードなこの時期に世界記録を出すのは信じがたい」と驚きを隠しませんでした。

１９歳の渡辺選手は先月２９日、東京で行われた大会の男子２００メートル平泳ぎで、２分６秒６７の世界新記録をマークしました。

これについて、ソウルオリンピックの競泳男子１００メートル背泳ぎで金メダルを獲得した、鈴木長官は７日の記者会見で、「今は通常、泳ぎ込みという一番ハードな時期でこういった時に、世界記録を出すのは信じがたい。それだけ、渡辺選手に可能性があることを物語っているのではないか」と驚きを隠さず話しました。

そのうえで「これからトレーニングをしてさらに体調が上がると思う。４月の日本選手権で世界選手権の代表が決まるが、今後が期待される」と話しました。

一方、日本の平泳ぎのレベルが高いことについて、「昔は和式便所を使うことが要因ではないかという話しがあったが、最近は、あまり和式便所がないということで、ガセだということがわかった」と話して報道陣を笑わせたうえで、「技術面が占める要素が高い泳法なので、日本人の技術力の高さや指導力の高さといった伝統ではないか」という見解を示しました。