🏃🏿‍♀️ 陸上競技

【大阪国際女子マラソン】瀬古氏「ショック」連呼　ＭＧＣ獲得１人のみ
2019.1.27 19:03産経WEST
大阪国際女子マラソン

【第３８回大阪国際女子マラソン】２位でゴールした小原怜（中）と増田明美さんと瀬古利彦氏＝２７日午後、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居（宮沢宗士郎撮影）
【第３８回大阪国際女子マラソン】２位でゴールした小原怜（中）と増田明美さんと瀬古利彦氏＝２７日午後、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居（宮沢宗士郎撮影）
　２７日の「第３８回大阪国際女子マラソン」（日本陸上競技連盟、産経新聞社、関西テレビ放送など主催、奥村組協賛）で、日本人選手の成績は予想外の結果に終わった。

日本陸連幹部は一様に沈痛な表情だった。今大会でＭＧＣ出場権獲得者が５人前後誕生すると見込んでいたが、終わってみれば中野１人だけ。現時点でＭＧＣに出場できるのは男子２１人に対し、女子は９人。厳しい現実を突きつけられた瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは会見で「ショック」と何度も繰り返し、最後はほおづえを付いてしまった。

大六野「ＭＧＣ出場権取る」＝３日に別大マラソン
2019年02月02日17時48分



別府大分毎日マラソンに向けて意気込む大六野秀畝（前列右端）、園田隼（同左から２人目）ら＝２日、大分市

　３日に行われる別府大分毎日マラソンに出場する有力選手が２日、大分市内で記者会見した。大会は２０２０年東京五輪代表選考会となる９月のマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）の出場権が懸かる。昨年の日本選手権１万メートルを制し、今回がマラソン初挑戦の大六野秀畝（旭化成）は「優勝してＭＧＣ（出場権）を獲得するのが目標。積極的なレースをしたい」と力強く話した。　
　旭化成勢はまだＭＧＣ出場権獲得者がいない。大六野は「名門といわれて誰一人いない。取らないと」と責任感をにじませた。昨年日本勢トップの２位に入りＭＧＣ出場権を得た園田隼（黒崎播磨）は「目の前の展開をどう判断していくかが大事」とポイントを挙げた。
　出場選手では他に上門大祐（大塚製薬）、岡本直己（中国電力）もＭＧＣ出場権を獲得している。（2019/02/02-17:48）

二岡が日本人最高4位 橋本、岩田とともにMGCへ 別大マラソン
毎日新聞 2019/02/03 14:18
大迫勇也無得点、エース大迫「申し訳ない」
槙野「外から見ただけで」報道に苦言
1位でフィニッシュするヒシャム・ラクーアヒ＝大分市営陸上競技場で2019年2月3日、津村豊和撮影© 毎日新聞 1位でフィニッシュするヒシャム・ラクーアヒ＝大分市営陸上競技場で2019年2月3日、津村豊和撮影
　2020年東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ（MGC）」の男子出場権が懸かる第68回別府大分毎日マラソン大会（毎日新聞社など主催、日本陸上競技連盟など後援）が3日、大分市の高崎山・うみたまご前をスタートし、別府市を経由して大分市営陸上競技場にフィニッシュするコースで開かれ、ヒシャム・ラクーアヒ（モロッコ）が2時間8分35秒で初優勝した。2時間9分15秒で二岡康平（中電工）が日本人トップの4位に入り、MGCの出場権を獲得した。5位の橋本崚（GMO）、6位の岩田勇治（MHPS）も出場権を得た。

神野サポートから一転…橋本崚が青学大ＯＢ初ＭＧＣ
[2019年2月3日15時21分]


総合5位、日本人2位でゴールした橋本崚はマラソングランドチャンピオンシップシリーズの出場権を獲得。瀬古利彦氏（右）からチケットを受ける（撮影・梅根麻紀）


＜別府大分毎日マラソン＞◇3日◇大分市高崎山うみたまご前〜別府市亀川漁港前折り返し〜大分市営陸上競技場（42・195キロ）

招待選手の橋本崚（25＝GMO）が、青学大出身者で初めてMGC出場権を獲得した。日本勢では2位となる総合5位、2時間9分29秒の自己ベストを記録。大学時代は箱根駅伝に出場できなかった無名のランナーが、来年の東京五輪代表を懸けた9月のMGC出場権を手にした。二岡康平（24＝中電工）が日本人トップの4位、岩田勇治（31＝MHPS）が6位で、ともに一般参加でMGC出場権を得た。男子の資格者は計24人となった。

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橋本は地元大分で歯を食いしばった。日本人6人の集団から第2折り返しの35キロ付近で二岡と岩田が抜け出た。「福岡国際マラソンの失速がフラッシュバックした」。引き離されそうになったが「タイムは良かったので、もう1度いけるんではないか」と食らいついた。日本勢2位ながら、MGC出場資格の2時間11分を切る自己ベスト、2時間9分29秒でゴールし、所属の花田監督と抱き合った。

一般参加の二岡康平、日本人首位でＭＧＣ出場権獲得
[2019年2月3日14時50分]



総合4位、日本人1位でゴールした二岡康平（撮影・梅根麻紀）

＜別府大分毎日マラソン＞◇3日◇大分市高崎山うみたまご前〜別府市亀川漁港前折り返し〜大分市営陸上競技場（42・195キロ）

一般参加の二岡康平（24＝中電工）が、招待選手を差し置いて、日本人1位となり2時間9分15秒で、4位でゴールし、マラソングランドチャンピオンシップ（MGC）出場の権利を得た。

33キロ付近から外国人招待選手らがスパート。ここでなんとかペースを保ち、日本人だけの6人の争いとなったが、37キロ付近から飛び出した二岡が「東京五輪」への執念を見せて日本人トップを守り抜いた。

また、二岡には敗れたが招待選手の橋本崚（25＝GMOアスリーツ）が2時間9分29秒の5位、岩田勇治（31＝MHPS）も2時間9分30秒の6位でフィニッシュ。2人ともMGC出場の権利を得た

別大マラソン　大分西高出身、橋本ＭＧＣへ
2019/02/04 03:01

フィニッシュを目指す大分西高出身の橋本崚＝大分市営陸上競技場
フィニッシュを目指す大分西高出身の橋本崚＝大分市営陸上競技場

　２０２０年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）」の出場権が懸かる別府大分毎日マラソンは３日、大分市高崎山うみたまご前から大分市営陸上競技場までの４２・１９５キロで行われ、二岡康平（中電工）が２時間９分１５秒で日本勢最高の４位となり、ＭＧＣ出場を決めた。ヒシャム・ラクーアヒ（モロッコ）が２時間８分３５秒で優勝した。
　５位の橋本崚（大分西高｜青山学院大｜ＧＭＯ）、６位の岩田勇治（ＭＨＰＳ）が２時間９分台でゴールし、ともにＭＧＣ出場権を獲得。男子の資格者は計２４人となった。
　昨年２位の園田隼（黒崎播磨）は２時間１０分３９秒で８位に終わった。
　県勢トップは宇都寿哉（大分市消防局）で２時間２７分１２秒で池中杯を獲得した。
　視覚障害の部は男子が堀越信司（ＮＴＴ西日本）、女子は道下美里（三井住友海上）が優勝した。（スタート時晴れ、気温１３度、湿度６５％、北西の風１・２メートル）

ＭＧＣ切符目指す若手＝福士も参戦、２７日号砲−大阪国際女子マラソン

2019年01月24日17時58分

　大阪国際女子マラソンは２７日、大阪・ヤンマースタジアム長居を発着点とする４２．１９５キロのコースで行われる。２０２０年東京五輪代表選考会となる９月のマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）への出場権が懸かるレース。好記録が出やすいコースで、成長株の若い選手がＭＧＣ切符の獲得を目指す。１６年の覇者で、同年夏のリオデジャネイロ五輪以来のマラソンに臨むベテラン福士加代子（ワコール）の走りも注目される。
　若手の有力候補は２４歳の大森菜月（ダイハツ）。立命大時代はエースとして母校の大学女子駅伝優勝に何度も貢献した。昨年の大阪国際を制した同僚の松田瑞生を発奮材料に、初マラソンで初優勝に挑む。２１歳の藤本彩夏（京セラ）は潜在能力が高い。１７年の東京マラソンで、１０代女子国内最高記録を更新する２時間２７分８秒をマークした。
　ＭＧＣ出場権を獲得済みの小原怜（天満屋）は優勝争いをリードできるか。昨年１２月の山陽女子ロード（ハーフマラソン）で３位、今月２０日の選抜女子駅伝北九州大会では区間賞を獲得するなど、順調に仕上げてきたようだ。リオ五輪に出場した田中智美（第一生命）は、福士と同様に同五輪以来のマラソンとなる。
　ＭＧＣ出場権を得ている女子は現在８人で、男子の２１人に比べると少ない。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは、大阪国際で６人程度の上積みを期待している。（2019/01/24-17:58）

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たくましさ必須のＭＧＣ＝男子「４強」、女子は松田ら軸か−マラソン
2019年03月10日20時53分

　東京五輪マラソン代表の男女各２人が決まるＭＧＣ。ペースメーカーが付かないため、互いにけん制し合ってスローペースで進む展開が予想される。午前スタートとはいえ夏の暑さが残り、終盤には厳しい上り坂が待つ。体力、精神力ともにたくましさが求められる。
　男子は着実に経験を重ねる井上大仁（ＭＨＰＳ）への期待が高い。高温多湿だった昨夏のジャカルタ・アジア大会を制し、自己記録も２時間６分台。４月にはＭＧＣを見据えて終盤に上り坂のあるボストンに参戦する。
　２時間５分５０秒の日本記録を持つ大迫傑（ナイキ）、前日本記録保持者の設楽悠太（ホンダ）も実力は折り紙付きで、優勝候補に挙がる。昨年の福岡国際覇者の服部勇馬（トヨタ自動車）を加えた「４強」を中心にレースが進みそうだ。
　混戦模様の女子は、２時間２２分台を２度マークした松田瑞生（ダイハツ）が軸か。根っからの負けず嫌いで、日本選手権１万メートル２連覇中と勝負強さが光る。鈴木亜由子（日本郵政グループ）はマラソン経験こそ浅いが、誰もが認める実力を持ち、優勝争いに絡むだろう。
　潜在能力が高いと評判の上原美幸（第一生命）、前田穂南（天満屋）も楽しみな存在。ベテランの福士加代子（ワコール）がどんな駆け引きをするのかも注目される。
　スタートとゴール付近以外は東京五輪と同じコースを駆ける。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「どんな天候でも走れる全天候型の選手、精神的に強い選手が勝つと思う」と予想した。（2019/03/10-20:53）

ＭＧＣ、男子は８時５０分スタート＝女子は９時１０分−マラソン五輪選考会

2019年04月15日18時05分

　日本陸連は１５日、２０２０年東京五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ、９月１５日）のスタート時間を発表し、男子は午前８時５０分、女子は同９時１０分となった。
　ＭＧＣは五輪のテスト大会を兼ねるが、本番で発着点となる新国立競技場が１１月完成予定のため、明治神宮外苑を発着点として、五輪とほぼ同じコースで日本橋や浅草、銀座、東京タワー周辺などを巡る。
　ＭＧＣでは男女各３人の日本代表のうち２人ずつが選ばれる。１４日までに男子３０人、女子１４人が出場権を獲得している。

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田中華絵ＭＧＣ資格得られず　ロッテルダムマラソン
[2019年4月8日10時51分]



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＜ロッテルダム・マラソン＞◇7日◇オランダ・ロッテルダム

女子の田中華絵（資生堂）と大森菜月（ダイハツ）はともに2020年東京オリンピック（五輪）代表選考会「グランドチャンピオンシップ（MGC）」の出場資格を得られなかった。

田中は2時間28分20秒、大森は2時間26分45秒でワイルドカードでの出場資格条件を満たせたが、田中は2時間39分55秒に沈み、大森も2時間29分58秒だった。

箱根駅伝から日本マラソン界の救世主へ　大迫傑と設楽悠太

同学年のライバル
シカゴ・マラソンで日本新記録を出した大迫傑＝２０１８年１０月７日、米シカゴ【ＥＰＡ時事】

シカゴ・マラソンで日本新記録を出した大迫傑＝２０１８年１０月７日、米シカゴ【ＥＰＡ時事】

　大迫傑（ナイキ）と設楽悠太（ホンダ）。性格だけでなくマラソンに取り組む姿勢でも好対照の二人が２０１８年、男子マラソンの日本記録を相次いで塗り替えた。長年低迷し続けてきた日本男子マラソン界。２０年東京五輪を１年後に控え、願ってもない期待の存在が現れた。９月１５日に開催される東京五輪マラソン代表選考レースのマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）では、大迫と設楽の走りが最も注目される。

　１８年２月２５日の東京マラソンで、設楽は２時間６分１１秒で日本人トップの２位となり、高岡寿成が保持していた日本記録を１６年ぶりに５秒更新した。同年１０月７日のシカゴ・マラソンに臨んだ大迫は２時間５分５０秒で３位に入り、設楽の日本記録をさらに２１秒縮めた。日本マラソン界の救世主となり得る二人の人物像とマラソン観などを探った。（時事通信社解説委員・滝川哲也）