きょう午前6時38分ごろ、南米チリ沖でマグニチュード(M)7.1の地震が発生したと米地質調査所(USGS)が発表した。
ハワイの太平洋津波警報センター(PTWC)は、震源近くで津波が発生する可能性があると警戒を呼びかけているが、日本への津波の影響はないとしている。
USGSによると、日本時間25日午前6時38分(現地時間24日午後9時38分)ごろ、チリ中部バルパライソの西39キロ沖合で、震源の深さは約10キロ。
この地震の影響で、震源に近いバルパライソ沿岸で0.2メートル、キンテロ沿岸で0.1メートルの高さの津波が観測された。
気象庁は日本への津波の影響はないとしている。
中米パナマからチリ南部にかけては、海側のナスカプレートが南米大陸プレートの下に沈み込んでいて、その長さは南北7000キロ以上に及ぶ。
USGSによると、ナスカプレートは年間65〜80ミリの速度で南米大陸に対して沈み込んでおり、1900年以降、この境界付近ではM8クラスの巨大地震が頻繁に発生している。
【日時】2017年04月25日(火) 09:36
【提供】ハザードラボ