イオンやユニクロ休業、JTBツアー中止…現地の日本企業対応急ぐ
1/25(土) 7:10配信
読売新聞オンライン
イオンやユニクロ休業、JTBツアー中止…現地の日本企業対応急ぐ
春節の商戦に備え、中国語などの説明書きが置かれた化粧品売り場(24日、東京都中央区で)=小林武仁撮影
中国で24日、春節(旧正月)の大型連休が始まった。国内の百貨店などは買い物客が増える書き入れ時として期待する。一方、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大し、受け入れ側は警戒している。
東京・銀座の百貨店「松屋銀座」は24日午後、大勢の中国人客でにぎわった。春節期間中は免税品の売り上げが通常より10%伸びるとみている。
30日までの期間中、中国人の多くが帰省や旅行で移動する。国外で過ごす人も多く、昨年の春節期間を含む2月は約72万人が日本を訪れた。近年は半数近くがリピーターだ。
最近では「爆買い」が影を潜め、比較的安い日用品を買う人が増えた。ビックカメラでは化粧品やカラーコンタクトのほか、ドライヤーなど1万〜2万円の美容家電が売れている。
体験型の「コト消費」も人気だ。買い物や温泉を楽しむだけでなく、カプセルホテルでの宿泊や、人気アニメなどのゆかりの地を訪ねる「聖地巡り」にも関心が高まっているという。
新型肺炎の感染が広がるが、「発生は武漢が中心なので、春節商戦への影響は限定的だ」(百貨店関係者)という見方が根強い。
イオンやユニクロ休業、JTBツアー中止