🍑 岡山市雑談

山陽新聞Webより

13日、岡山市総務部統計課は今春の異動期における人口変動において社会減が加速して自然増を相殺し、市人口が減少に転じる見込みがあることを発表した。

統計上、岡山市の人口減少は昭和19年の疎開による流出超過以来、約70年ぶりとなる見込み。

1月、2月の社会減が大幅に増加しており、4月異動期の社会増の予測根拠となる不動産引き合いが伸びていない状況にある。

岡山市の人口増加を支えてきた転入は2010年以降、急激に鈍化していた。

また、合併によって編入した地域の過疎傾向が岡山市全体の人口増加を相殺する状況となった。

大和総研大阪支社の浮田主査によると「山陽新幹線開通、瀬戸大橋開通などの世紀的プロジェクトが終わり、起爆的材料がなくなっている。
また、関西経済の沈滞により関西各社の岡山市からの支店撤収が加速してきた。

瀬戸大橋開通で中四国の拠点を見込まれ、広島市や高松市からの拠点を移転させた企業も複数あったが、物流拠点とはなっても人的集積はなかなか進まなかった。

ヤマト運輸中国支社かま広島市に再移転したように、大阪や広島への集約が顕著になっている。

よって岡山市の不動産市場は冷え込んでおり、人口増加ペースが維持できる環境を保全できなくなった」と分析している。