レーダーの探知可能範囲もミサイルの射程も全っ然足りない。
[匿名さん]
陸海空3つの自衛隊の装備と能力を合わせ機能することを「統合防衛」という。そのなかで海上自衛隊は新世代の艦艇整備を進めている。今回は、最新鋭イージス艦「まや」型を解説する。
TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
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海上自衛隊は新世代の艦艇整備を進めている。それは日本の領域(領海と領空、領土)防衛能力を向上させる狙いがある。陸海空3つの自衛隊の装備と能力を合わせ機能することを「統合防衛」というが、海自の新世代護衛艦は統合防衛のための洋上対応能力を前面に押し出すコンセプトで計画される。
その具体例のひとつが、護衛艦いずも型を航空母艦へ改修し、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)が可能な最新鋭ステルス戦闘機F-35Bを艦載、運用する計画。ホットゾーンである日本の南西諸島海域へ『空母いずも×F-35B』を展開させれば、国籍不明機等による領空侵犯などへの対応が、現在の陸上基地から発進するスクランブル対応よりも格段に早くなる。実効力が高められる策だ。東シナ海での抑止力効果ももちろん期待できる。
イージス艦「まや」は、2020年3月19日に同型1番艦として就役。横須賀の第1護衛隊群第1護衛隊に配備されている。2番艦「はぐろ」は2019年7月17日に進水し、洋上試験等の最中で、2021年3月に就役予定だ。写真/海上自衛隊
『空母いずも』は海自が操艦し、艦載する航空部隊のF-35B飛行隊は空自が担当することになるのだろう。陸自で米海兵隊のような能力を持つ「水陸機動団」の人員と水陸両用車は現状、輸送艦おおすみ型が要所へ運ぶ。
[匿名さん]