🏈 ラグビー・アメフト

２連覇を目指す早大が練習「覚悟持って国立に」主将
[2021年1月10日15時2分]

前日練習で選手の動きをチェックする早大相良監督（左端）（撮影・たえ見朱実）
前日練習で選手の動きをチェックする早大相良監督（左端）（撮影・たえ見朱実）

前日練習で軽快な動きを見せる早大伊藤（左）（撮影・たえ見朱実）

全国大学ラグビー選手権で2連覇を目指す早大（関東対抗戦2位）が10日、東京・上井草で翌11日の決勝（東京・国立競技場）に向けた最後の練習を行った。

天理大（関西1位）との決戦へ。展開の形やスクラム、ラインアウトの攻防を入念に確認。ダミーに相手の黒ジャージーを着せてタックルする“儀式”で全体練習を締めくくり、NO8丸尾崇真主将（4年＝早実）が円陣で「今から急にスキルがうまくなることはない。ただ、戦う気持ちは明日まで上げられる。覚悟を持って国立に立とう」と語りかけた。

早実の初等部からワセダ一筋。誰よりもアカクロへの愛が強い男は、決勝を最後に競技の第一線から退くことを決めている。この日が上井草での最後の練習となったが「変に意識することなく、いい意味で落ちついている。最後、は明日。今日の練習も道のりの途中なので、決勝では優勝して終わりたいし、迷いもない」と、すがすがしい表情を見せた。

昨年の決勝では、新装された国立での記念すべき初トライを決め、08年度以来11季ぶりの優勝に貢献。日本一になった時だけ歌える第2部歌「荒ぶる」を響かせた。夢はかなえたが、やはり自分の代で、と強く思う。新型コロナウイルス感染予防のため、今年は優勝しても会場では合唱しない決定をしたが、価値は変わらない。

準決勝で宿敵明大を圧倒し、勝ち上がってきた天理大との最終決戦へ。「しぶとく粘り強く戦い続ける。それに限る。何度でも挑む気持ちを忘れずにいきたい」。最高のフィナーレをラグビー人生の集大成にする。

回 年 優　勝　 スコア 準優勝
21 84 同志社④ 10ー６ 慶応大
22 85 慶応大② 12△12 明治大⑥
23 86 大東大① 12ー10 早実大
24 87 早実大⑩ 19ー10 同志社
25 88 大東大② 13△13 明治大⑦
26 89 早実大⑩ 45ー14 日体大
27 90 明治大⑧ 16ー13 早実大
28 91 明治大⑨ 19ー３ 大東大
29 92 法政大③ 30ー27 早実大
30 93 明治大⑩ 41ー12 法政大
31 94 大東大③ 22ー17 明治大
32 95 明治大⑪ 43ー９ 早実大
33 96 明治大⑫ 32ー22 早実大
34 97 関東学① 30ー17 明治大
35 98 関東学② 47ー28 明治大
36 99 慶応大③ 27ー７ 関東学
37 00 関東学③ 42ー15 法政大
38 01 関東学④ 21ー16 早実大
39 02 早実大⑪ 27ー22 関東学
40 03 関東学⑤ 33ー７ 早実大
41 04 早実大⑫ 31ー19 関東学
42 05 早実大⑬ 41ー５ 関東学
43 06 関東学⑥ 33ー26 早実大
44 07 早実大⑭ 26ー６ 慶応大
45 08 早実大⑮ 20ー10 帝京大
46 09 帝京大① 14ー13 東海大
47 10 帝京大② 17ー12 早実大
48 11 帝京大③ 15ー12 天理大
49 12 帝京大④ 39ー22 筑波大
50 13 帝京大⑤ 41ー34 早実大
51 14 帝京大⑥ 50ー７ 筑波大
52 15 帝京大⑦ 27ー17 東海大
53 16 帝京大⑧ 33ー26 東海大
54 17 帝京大⑨ 21ー20 明治大
55 18 明治大⑬ 22ー17 天理大
56 19 早実大⑯ 45ー35 明治大
55 20 天理大① 55ー28 早実大

○数字は優勝回数
△引分け