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全国大学ラグビー、天理が早稲田破り初優勝　関西勢では同志社以来
毎日新聞2021年1月11日 14時58分(最終更新 1月11日 21時36分)

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【天理大－早大】初優勝が決まり喜ぶ天理大の選手たち＝東京・国立競技場で2021年1月11日、滝川大貴撮影
　ラグビーの第57回全国大学選手権は11日、東京・国立競技場で決勝が行われ、天理大（関西1位）が早大（関東対抗戦2位）を55―28で降し、初優勝した。関西勢の制覇は、1984年度に故平尾誠二さんを擁して3連覇した同志社大以来36大会ぶり。

　幾多の苦難を乗り越え、念願の頂点に立った。天理大は試合開始早々から小鍜治、モアラのFW陣が力強く前進し、CTB市川のトライで先制。接点の圧力で早大を上回り、前半だけで4トライして29―7で折り返した。後半もSH藤原、SO松永を中心にテンポ良い攻撃を繰り出し、市川がこの日4本目のトライを挙げるなど突き放した。


【天理大－早大】後半、トライを決めて拳を握る天理大のモアラ（下）＝東京・国立競技場で2021年1月11日、長谷川直亮撮影
　天理大は準々決勝で流通経大（関東リーグ戦2位）に78―17で大勝。準決勝では明大（関東対抗戦1位）を41―15で圧倒し、決勝に駒を進めた。

　天理大は過去に決勝で第48回（2011年度）大会は帝京大に12―15、第55回（18年度）大会は明大に17―22で惜敗。前回の第56回（19年度）大会は準決勝で早大に14―52で完敗する悔しさを味わった。昨年には新型コロナウイルスの集団感染に見舞われ、一時は活動を休止した。

　新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言を受け、決勝のチケットは先行販売された約1万7000枚のみ入場可能とし、1万1411人が来場した。【大谷津統一】

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