遺体で発見のベトナム人技能実習生の母「早くふるさとに」
2020年9月19日 4時27分
台風10号による大雨の影響で、土砂崩れが起きた宮崎県椎葉村で現場付近から遺体で見つかった22歳のベトナム人技能実習生の母が取材に応じ「とても悲しいです。できるだけ早く息子をふるさとに帰国させてほしいです」と話していました。
宮崎県椎葉村下福良で、今月6日に起きたとみられる土砂崩れでは、建設会社の事務所や隣接する経営者の自宅が押し流され、経営者の妻と息子、それにベトナム人の技能実習生2人の合わせて4人の行方が分からなくなりました。
現場近くでは、建設会社の社員などのボランティアによる捜索が続けられていて、17日に、土砂崩れがあった近くを流れる十根川のおよそ3キロ下流の川岸で遺体が見つかりました。
そして18日、遺体は行方が分からなくなっていたベトナム人技能実習生のグエン・ヒュー・トアンさん(22)と確認されました。
一方、ベトナムに住むトアンさんの家族が18日、NHKの取材に応じました。
トアンさんの家族によりますと、18日、トアンさんを派遣した機関が親戚を通じて、見つかった遺体がトアンさんだということを伝えてきたということです。
トアンさんの母親のトラン・ティ・トーさんは「学校に通う妹と、幼い弟がいるので、トアンは家族のためにと、日本に働きに行っていました。とてもいい息子です。今は、とても悲しく、死にたい気持ちです。生きている気がしません。できるかぎり早く、息子をふるさとに帰国させてください」と話していました。
2020年9月19日 4時27分
台風10号による大雨の影響で、土砂崩れが起きた宮崎県椎葉村で現場付近から遺体で見つかった22歳のベトナム人技能実習生の母が取材に応じ「とても悲しいです。できるだけ早く息子をふるさとに帰国させてほしいです」と話していました。
宮崎県椎葉村下福良で、今月6日に起きたとみられる土砂崩れでは、建設会社の事務所や隣接する経営者の自宅が押し流され、経営者の妻と息子、それにベトナム人の技能実習生2人の合わせて4人の行方が分からなくなりました。
現場近くでは、建設会社の社員などのボランティアによる捜索が続けられていて、17日に、土砂崩れがあった近くを流れる十根川のおよそ3キロ下流の川岸で遺体が見つかりました。
そして18日、遺体は行方が分からなくなっていたベトナム人技能実習生のグエン・ヒュー・トアンさん(22)と確認されました。
一方、ベトナムに住むトアンさんの家族が18日、NHKの取材に応じました。
トアンさんの家族によりますと、18日、トアンさんを派遣した機関が親戚を通じて、見つかった遺体がトアンさんだということを伝えてきたということです。
トアンさんの母親のトラン・ティ・トーさんは「学校に通う妹と、幼い弟がいるので、トアンは家族のためにと、日本に働きに行っていました。とてもいい息子です。今は、とても悲しく、死にたい気持ちです。生きている気がしません。できるかぎり早く、息子をふるさとに帰国させてください」と話していました。