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■クラシック音楽の魅力
あらゆる音楽ジャンルのなかでも、敷居が高いというイメージがあるクラシック音楽ですが、緻密に計算された楽曲達には、J-POPなはない魅力があるのも確かです。

ここでは、そんなクラシック音楽をより深く楽しむために、「生演奏を聴きに行く」ことを前提として、クラシック音楽を10倍楽しむためのコツを紹介します。

■少しだけ予習をしていく
コンサートに行く前に、使われる楽器について、少しだけその名称を知っておくだけでも、実際の演奏を聴いたときの楽しみが何倍にも増します。

意外と役に立つのが、小中学校で使う「音楽の教科書」です。

オーケストラであれば、弦楽器が前方に、管楽器は上の方に、最上段には打楽器、など、楽器ごとの配置を知っておくだけでも十分です。

■クラシック音楽の演奏を聴くにあたってのマナー
クラシックのコンサートといっても、特別なマナーがある訳ではなく、一般的な常識さえあれば問題ありません。

服装については、かじゅある過ぎる服装は避け、いわゆるオフィスカジュアルの様な服装が無難です。

注意したいのが、演奏中、スマホや携帯など、音が鳴ったり液晶の画面から光を放つものは電源を切っておくことです。

■着席して演奏を聴き、会話は慎む
クラシック音楽は、ホールの音響も含めて楽器がもつの「生の響き」を楽しむ音楽です。

普通に椅子に座り、普通に聴いていれば問題ありませんが、演奏中の私語は大きなマナー違反となりますので、注意してください。

クラシックの演奏は1曲ごとが長く、そのため、休憩時間が設けられていますので、ト演奏中の離席を避けるためにも、トイレは休憩時間に済ませておきましょう。

周囲の観客や、席によっては「指揮者や演奏者の集中力に影響を及ぼす恐れがあります。

■いろいろな楽器を楽しむ
また、オーケストラは様々な音色を楽しめます。

よく聴かれる19世紀ごろまでのクラシックでは、どの楽器の音も、クリーントーンを出すことになっています。

作曲家は全ての楽器に見せ場を作って「どの楽器も大事だよ」と心を込めて曲を作ります。

ただし、予習することはよいのですが、実は、指揮者や演奏者は、予備知識を詰め込みすぎない状態で演奏を聴いてほしいというのも本音で、「あの楽器、かっこよかったよ」「あれ、やってみたい」「銅鑼っていくらするんだろう」といった素朴な疑問を持って帰るだけでもコンサートへ行った収穫と言えるでしょう。

関係者の多くは音楽用語も後から調べて「ああ、そういうことだったんだ」といった具合に、「クラシックが身近なものになってくれることが嬉しい」と考えています。

また、クラシックは楽器が多いため誤解されがちですが、基本的に、「メロディ(旋律)」「コード(和音)」「ベース」で構成されており、18〜19世紀の、「日本で人気のあるクラシック」もポピュラー音楽と同じで、さほど難しいものではありません。

「クラシックだから」と、身構えずに、堂々と音楽ホールへ足を運んでみてください。