🌍 ニュース総合

■あなたの奥さんは大丈夫ですか？
夫に黙って借金を繰り返す———。

そんな主婦が後を絶ちません。

買い物、ギャンブル、生活費など、借金の理由は様々ですが、いずれも主な原因は「ストレス」と言われています。

毎日の家事や育児は誰に褒められるわけでもなく、達成感に乏しい。

独身の時よりも自由な時間が減り、自分に投資できるお金も制限され、流行を追うことすらなくなる。

これらを覚悟の上で結婚したとしても、実際に我が身に降りかかると、想像以上のストレスを感じてしまうものです。

借金に発展させないためには、無駄遣いに走る原因に着目しなくてはいけません。

一口に主婦と言っても、生活環境は人それぞれ違います。

専業主婦、兼業主婦、子どもの年齢、子どもの人数、経済状況、そしてそれらに伴うストレスがどれほどのものなのか。

「これだけしてやっているんだから大丈夫だろう」と思って日頃から妻を労わらない人ほど、借金の存在にも原因にも気が付きにくいです。

どれだけ多くのお金を妻に渡していたとしても「夫への不満」「育児の悩み」などはお金だけで解決できません。

お金で解決できない問題なのに買い物やギャンブルなどで散財してしまうのは、一時的な達成感に依存しているから。

散財した直後はスカッとしますが、根本的な原因がお金で解決できない以上、同じ過ちを繰り返すことになります。

深刻な事態を回避するには、日頃から夫婦間のコミュニケーションを大切にし、愛情をそそぐことです。

愛されている自信は「私が家族を守らなきゃいけない」という妻としての意識と力を育みます。

そして、どんな些細なことでも褒めてあげましょう。

褒められるだけで達成感を味わうことができ、お金に頼らなくても心が満たされます。

■借金が発覚したら
夫婦であっても結局は他人です。

どれだけ努力しても知らず知らずのうちに溝が深まり、借金が発覚した時には手遅れになっていることもあります。

まず、借金が発覚したら「なぜ借金したのか」をハッキリさせましょう。

原因がわからないことには解決のしようがありません。

原因がわかったら、借金の全容を把握して解決する方法を探ります。

最低でも、借入先、債務額、担保・連帯保証人、滞納状況を把握し、素人ではどうにでもならない問題があれば専門家に相談することが大切です。

■妻が作った借金だけど夫の返済義務は？
「妻が勝手に作った借金だから、俺には関係ない！」と思いたいところですが、夫婦である以上、夫にも返済義務が生じる恐れがあります。

婚姻後にできた財産は、夫婦共有の財産になることもあれば、夫婦では別々の固有の財産になることもあります。

妻が高級ブランドの時計などを割賦契約で購入した場合、連帯保証人になっていないのであれば夫に返済義務は生じません。

ですが、日常生活に必要なお金を借りた場合は、夫婦で返済しなくてはいけないケースもあるため、妻だけの問題では済まされないのです。

■感情的になってはいけない
どんな理由であれ、無断で借金を作られたら腹が立つものです。

ですが、感情に任せて怒鳴り散らしたところで、根本的な解決は不可能です。

冷静に借金の全容を聞き出し、早期解決を図りましょう。