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温泉で中毒、意識不明4年…経営者を書類送検へ
北海道足寄(あしょろ)町の温泉施設で2014年、東京都の50歳代男性客が入浴中に硫化水素中毒の疑いで意識不明になった事故があり、北海道警は、国の安全対策を怠って事故を引き起こしたとして、同町の施設運営会社の男性経営者(58)を業務上過失傷害容疑で週内にも釧路地検へ書類送検する方針を固めた。
環境省によると、温泉浴室で発生した硫化水素による中毒を理由に刑事責任が追及されるのは初めて。
高濃度の硫化水素を吸い込むと頭痛や呼吸障害を起こして死に至ることもある。国は一定量の硫化水素を成分に含む温泉施設を対象に、空気中の硫化水素の濃度が基準値を超えないよう、温泉の注入口を湯面より上部に設け、空気と触れさせて薄めるなどの安全対策を定めている。
問題の施設は「オンネトー温泉 景福」(休業中)。捜査関係者によると、男性経営者は、国の安全対策を怠り、温泉の注入口を浴槽の底に設置するなどし、14年10月、男性客を硫化水素中毒で意識不明の重体にさせた疑いが持たれている。男性は脳機能障害と診断され、現在も意識不明の状態が続いている。男性経営者は今年7月、読売新聞の取材に対し、「ノーコメント」としている。
硫黄泉とかならちょっと客にも落ち度が…
美砂