海外客の誘致任せて 秩父別町役場にタイ人職員着任 ネットで空知ＰＲ
04/13 05:00
秩父別の魅力を広めようとイベント情報を整理するペミカ・カンチャノータイさん＝１２日、秩父別町役場
【秩父別】外国人観光客の受け入れを進めるため、町が採用したタイ人臨時職員ペミカ・カンチャノータイさん（２５）が１１日から町役場で働き始めた。日本への留学や日本語通訳の経験があり、町は今後の幅広い情報発信に期待を寄せる。
カンチャノータイさんは１６歳の時に初来日してホームステイし、２０１５年度には山口県の下関市立大に１年間留学した。バンコクのインテリア会社で働きながら通訳の仕事もこなし、「現地の旅行博で群馬県ブースの通訳を務めたこともある」という。今回は１０日に新千歳空港に到着したばかり。北海道は初めてで「４月に雪があるのを初めて見た。寒い」と驚く。
秩父別での観光客誘致は、訪日を繰り返す個人客をターゲットに見据える。インターネットなどを活用したＰＲ強化を担い、「まず、個人で町内を観光できる地図を作りたい」と意気込む。
