暴力団元幹部を詐欺容疑で逮捕 振り込め詐欺リーダーか
8月17日 13時05分
オレオレ詐欺の電話で高齢の女性から現金をだまし取ったとして、山口組系の暴力団の元幹部が逮捕され、警視庁は振り込め詐欺グループのリーダーで、このグループによる被害がおよそ１億円に上ると見て調べています。
逮捕されたのは、山口組系の暴力団の元幹部、外山洋平容疑者（３３）です。
警視庁の調べによりますと、ことし１月、茨城県の８０代の女性の自宅に孫を装って、「トイレで会社の金を落とした」などとうその電話をかけ、現金２００万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、これまでの捜査で、外山容疑者は数十人の振り込め詐欺グループのリーダーで、電話をかける役や現金を受け取りに行く役などをまとめていたと見られるということです。
警視庁は、このグループがことしに入って関東地方を中心に同様の手口で詐欺を繰り返し、被害はおよそ１億円に上ると見て調べています。
また、詐欺で得た金の一部が暴力団の資金源になっていた疑いもあると見て捜査を進めています。
警視庁は、外山容疑者が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
