2警察官を加重収賄容疑で逮捕 風俗店の捜査情報漏らす
2018年7月20日 18時30分
朝日新聞デジタル
風俗店の捜査情報を警察官OBらに教えた見返りに飲食接待を受けたなどとして、大阪府警は20日、曽根崎署生活安全課の巡査長、篠原渉容疑者(35)と、生活安全特捜隊の巡査長、小野勇気容疑者(34)を加重収賄と地方公務員法違反容疑で逮捕し、発表した。
また府警OBの阿田(あだ)裕俊容疑者(33)と、行政書士の雨堤孝一容疑者(40)も贈賄と同法違反の疑いで逮捕した。4人とも容疑を認めているという。
監察室によると、篠原、小野両容疑者は昨年9月〜今年1月、大阪市北区の飲食店で阿田容疑者らから捜査情報を教えるよう頼まれ、それぞれ3回、捜査対象となっていた風俗店名などを漏らし、キャバクラやスナックで計約18万円〜23万円分の接待を受けた疑いがある。
雨堤容疑者は行政書士として風俗店などの許認可申請の代行業務をしており、府警を依願退職した阿田容疑者を従業員として雇い、捜査情報を入手するよう指示していたという。阿田容疑者は曽根崎署での勤務歴があり、当時篠原、小野両容疑者と同僚だったという。