時効で今だから話せるが、平成２年１１月中旬に青森県立中央病院から、青森刑務所で受刑していた１名の受刑者（腹膜炎手術後）が夕方に個室から逃走した事件があった。当時、３人の刑務官が病院移送勤務に就いていたが、それがお笑いと言うか漫画でさ、職員Fはパチンコの開店に行き、職員Kは毎晩、晩酌をして酔っていた。残りの若い職員は談話室でTVを鑑賞していた。それでいて逃走された。
この職員達の勤務状態では、どうぞお逃げなさい、逃走して下さい、と言わんばかりでしょう。逃走された職員達はウロウロするだけで使い物にならず、結局は指揮を執る幹部の勘が働き、身柄の確保・拘束に至った。後日、病院の医事管理課長に謝罪に行ったが、相手にされなかった。逃走させた職員の取り調べ、調書の作成も虚偽を並べるだけで嘘つき職員には苦労させられた。パチンコ野郎は定年退職したが、まだ２名は現役。処分も砂糖に包んだお蔭で減給３％だったかな。こんなことが、青森では勤務懈怠から度々発生している。警察にも通報したが、紙面にもTVニュースでも話題になっていなかった。
逃走させた職員はマイナス、捕まえた指揮官はプラスの話でした。
