フェラーリ修理代金詐欺 整備販売会社社長の指示
高級外車フェラーリなどの修理代を保険会社からだまし取っていたとして、自動車整備販売会社の経営者や顧客ら４人が逮捕された事件で、経営者が虚偽の申告書を作成するよう指示していたことが分かりました。
詐欺容疑できょう山形地方検察庁に身柄を送られたのは、寒河江市の自動車整備販売会社・テクノアートの経営者、安孫子清文容疑者５５歳と山形市の山形店長、大澤秀樹容疑者５０歳、顧客で仙台市の調理師、伊藤和俊容疑者５５歳、福島県郡山市の歯科医師、林健一容疑者４７歳の４人です。
警察によりますと４人は共謀し、伊藤容疑者のトヨタ・ハイエースと林容疑者の高級外車フェラーリが、それぞれ別の事故で壊れたのに、宮城県のレーシングコースの外の敷地内で発生した交通事故で壊れたと装い、２０１５年１２月ごろ、損害保険会社に虚偽の申告をして、修理代金を請求し、およそ３２０万円をだまし取った疑いがもたれています。
警察への取材で、我孫子容疑者が「大澤容疑者に対し損害保険会社への虚偽の申告書を作成するよう指示した」と話していることが新たに分かりました。
また、林容疑者が実際に事故を起したのは静岡県のレース場で、単独事故だったということです。
４人は容疑をおおむね認めていて、警察では余罪があるとみて捜査しています。
