盛岡都市圏
東北地方の都市圏の人口規模としては仙台都市圏、郡山都市圏、秋田都市圏、山形都市圏、青森都市圏、福島都市圏に次ぐとされ32万人程度である。
経済規模としても仙台都市圏、郡山都市圏、秋田経済圏、山形経済圏、青森都市圏、福島都市圏に次ぐ都市圏である。新幹線や高速道の発達により盛岡から支店を撤退する企業や会社が相次ぎ仙台支店・東北支店に吸収し盛岡支店を営業所・事務所・出張所に格下げすることが顕著である。都市としての衰退が著しい。
北東北各都市との関係では、八戸市・秋田市・青森市・弘前市・大館市と相互に交通が乗り入れている。
岩手県内では盛岡都市圏は交通の要衝であり、県内各地に向けて鉄道やバスが発着している。しかしながら第3セク路線が市内を走る、利用者が少ない、本数が少ない、終電が早い、など交通網が脆弱で整備の課題が大きい。また、医師不足が大問題となっている岩手県の中で唯一の岩手医科大学病院へ県内各地から外来・入院目的でやってくる人もいる。
商業では近年郊外を中心にショッピングセンターが開店して、盛岡市内のみならず花巻市や北上市から、さらには車で2時間ほどかかる宮古市からも買い物客を集めてもいる。ただ、一関市・大船渡市など南部は仙台市に近く、仙台発着の高速バス路線があることから、盛岡市より仙台市へ買い物に行く頻度が多い。また、二戸市や久慈市など北部の買い物客は盛岡市の他に八戸市へも買い物に出かけている。
さらには盛岡市から仙台市まで新幹線で最速約45分、高速バスでも約2時間半の距離であることから、盛岡市から仙台市へ買い物・レジャーに出かける人も多い。