たいていの日本の暴走族は、やくざや右翼の上部組織による統制があって、上下関係もルールも厳しい。伝統を重んじらされる。無関係の一般人を狙うましてや目上の人を襲う親父狩りなんて御法度である。そんな半端な事をすると上部組織からキツいお叱りがある。
ところが怒羅権にはそれらのバックがないしルールもない。むしろ伝統保守的なやくざという存在を馬鹿にしている。
日本人の暴走族少年は、喜んで雑誌の取材を受け写真も撮らせてくれる(日本人暴走族は基本、明るくてメディアに出たがる)のに対し、怒羅権は一切の取材拒否。何人いるのか誰がメンバーなのか、中国の関与は?まったく闇の中。警視庁でさえ実態を把握できていない闇のマフィアである。
東京ではやくざが弱体化して以降、そこに怒羅権など中国人不良グループが入ってきて幅を利かせている。かつて外国人不良集団を襲撃していた「東京・極悪」のような右翼系暴走族ももういない。
東京にはもう彼ら中国人不良グループの敵がいないのである。彼らのやりたい放題になってしまったのも仕方ない。