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ノロッコ号出発進行! 家族連れらでにぎわう
04/30 09:50
釧路駅長とマーメイドくしろに見送られながら釧路駅を出発するノロッコ号
釧路湿原をゆったりと通り抜けるJR釧網線の「くしろ湿原ノロッコ号」(釧路—塘路駅)が29日、今季の運行を始めた。強風で雨や雪が降るあいにくの天候となったが、乗車を待ちわびた家族連れなどでにぎわった。
釧路駅で行われた出発式では、JR北海道の西野亨釧路支社長が「外国からのお客さまも増え、中国語ができるガイドを車内に乗せるなど案内を充実させている。3月に北海道新幹線も開業しており、道東の魅力を最大限アピールしていきたい」とあいさつ。
関係者によるテープカットに続き、釧路駅長と釧路市の観光大使「マーメイドくしろ」が出発の合図をして、約80人が乗車した第1便を見送った。小学4年の孫と乗車した釧路市美原の芦田洋子さん(66)は「寒いのでカイロを持って来た。きれいな雪景色も楽しめそうですね」と笑顔を見せた。
ノロッコ号は運行開始から28年目で、昨年までの乗車人数は約173万人。5月8日までのGW中と6月4、5、11〜24日は1往復、6月25〜30日は2往復となる。10月まで運行する予定。(伊藤美穂)