未成年風俗、強引な客引き…“ミニ歌舞伎町”小岩の危ない実態
東京・小岩で女子高生に接客させていたガールズバーが摘発され、経営者の男（２５）ら３人が
風営法違反（無許可営業）容疑で警視庁に逮捕された。
もともとＪＲ小岩駅周辺は都内でも治安のよろしくない地域だが、最近は強引な客引きが横行し、
一部では「ミニ歌舞伎町」と呼ばれている。
「男のガールズバーには警察が踏み込んだとき、１６〜１７歳の女の子が６人も働いていました。
そのうち３人は都立高１年生ですよ。驚きましたね」（捜査関係者）
この男、もともと歌舞伎町でホストをしていたが、稼ぎが伸びなかった。
そこで知人に相談すると「小岩は（警察の取り締まりが）ユルい。ミニ歌舞伎町だからいいよ」と、
“適切”なアドバイスを受けて小岩に流れてきたという。
地元住民が嘆く。
「以前から蒲田、三河島と並んで治安の悪い土地柄だったが、ここ数年でキャバクラや風俗店の
客引きが激化した。街が荒れてひったくりなどの犯罪も増え、夜の蔵前橋通り沿いは女性ひとりで
とても歩けない」
ただ、新宿や渋谷などの巨大な繁華街では風俗関連の厳しい取り締まりが続いており、
「小岩署の規模では本庁の応援を仰いでも細部まで目が届かない。未成年を働かせる悪質店はまた
出てくるだろう」（別の住民）との声も。小岩はしばらく「ミニ歌舞伎町」のままなのか。
ZAKZAK [2011.02.05]
