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🏃🏾 スポーツニュース


No.5775414
#57
日本初 左右非対称メジャー級スタジアム

阪急西宮スタジアム Hankyu Nishinomiya Stadium

昭和12年(1937年)5月1日開場

両翼:101 m 中堅:120 m(開場時)

収容:57,000人(開場時)

昭和12年、阪急電鉄がその資金力を背景に、メジャー級のスタジアムを阪急西宮北口駅前に建設した。

関西私鉄で一番資金力の乏しい「阪神電鉄」の甲子園球場に比べ、いかにも「金持ち阪急らしい」高級仕様で、メジャー顔負けの大ボールパークになった。

スタンド形状は、メジャーを意識した左右非対称で、内外野席とも屋根が掛けられ、2階席スタンドの下にはゴンドラ席が設けられた。 

スタンドの内野席は当時としては異例の背もたれ付き椅子。内外野ともスタンド傾斜角度をどこから見ても本塁に合わせるなど工夫された。

各種レストランやショップも充実し、阪急系列の「宝塚歌劇団」による大運動会も行われていた。


放送席は、朝日放送などは2階スタンド下の奥まった場所で、バックネットの特等席は、「よみうりテレビ」の放送席だった。

阪急は読売と親密で、朝日新聞が阪神びいきなのに対し、読売新聞は「パ」では阪急びいきだった。


昭和57年、後楽園球場に続いて、スコアボードが電光掲示になり、大ビジョン「アストロビジョン」が設置された。(西日本初)

マウンドは電動昇降式になり、スタジアム周囲には、スイミングスクールやスポーツセンター等がオープンし、日本唯一となる大ボールパークとなった。


昭和63年、阪急は、『球団経営に問題ないが、パでは宣伝効果が薄い』と、球団を譲渡。その後しばらくして西宮スタジアムも解体された。


[ 匿名さん ]
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