スイス代表のウラジミール・ペトコヴィッチ監督は、7日の記者会見で「ハリルホジッチ氏とは昨年12月にモスクワで会って、この試合について話し、すぐに決めた」と明らかにした。2人はモスクワで行われたロシアワールドカップの組み合わせ抽選の際に会って、本大会直前のテストマッチ開催を決めていたのだ。
日本代表は最新のFIFAランキングを参考にすれば、ロシアワールドカップ出場国の中で下から3番目の評価となっている。当然、グループリーグで対戦するコロンビアやセネガル、ポーランドは格上ということになり、主導権を握られた中での戦いが予想される。
スイス代表は、ボールを奪ったら前線のストライカーまで素早く展開しようとするグループHの3ヶ国とは違った持ち味のチームだが、90分を通して試合の主導権を握ろうとする戦い方は、ワールドカップ本番を想定した良いシミュレーションとなるだろう。
ロシアワールドカップの欧州予選で、スイスはグループ2位となりプレーオフに回った。しかし、予選では最終節のポルトガル戦に敗れるまで9勝無敗。そのうち6試合が無失点で、ホームではポルトガルに2-0と完勝を収めていた。