大野精工代表 木津吉博 熱中症予防対策委員長からのお知らせ
昨年の世界平均気温 ２番目の高さ 温暖化の傾向裏付け
2020年1月16日 夕刊
【ニューヨーク＝赤川肇】米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）と米海洋大気局（ＮＯＡＡ）は十五日、二〇一九年
の世界の平均気温が過去百四十年間で一六年に次ぎ二番目に高く、一〇〜一九年は「史上最も暑い十年間」
だったと発表した。海洋に蓄積された熱量は過去最高を記録したといい、長期的な温暖化傾向とともに海面
上昇が助長される可能性も指摘している。
ＮＯＡＡによると、一九年の平均気温は二十世紀の平均より〇・九五度上回り、一六年を〇・〇四度下回
った。産業革命前（一八九〇〜一九〇〇年）の平均より一・一五度高くなった。
ＮＡＳＡは、二酸化炭素など温室効果ガスの排出量が増えたのが主因との見方を示している。ＮＡＳＡゴ
ダード宇宙科学研究所（ニューヨーク）のギャビン・シュミット所長は声明で「一九六〇年代以降、十年単
位の平均気温は明らかに上がり続けている。これは一貫しており、何らかの気象現象による偶然の出来事で
はない」と指摘した。
