日本は地政学的に島国なので物資と技術を外部から持ってこなければならない構造的限界を持っている。日本が早目にオランダなどと国際貿易をしたのもこのためだ。ところが、平和な交易方式で国家発展が難しかったり膨張欲が充満すれば日本は例外なく対外侵略の道を歩んだ。
特に日本が統一を成し遂げたり中央集権的権力体制を構築した時、侵略路線に転じた場合が多かった。16世紀、戦国時代の覇権を掌握した豊臣秀吉は一番最初に朝鮮侵略戦争を起こした。19世紀、徳川幕府没落後の明治天皇体制も韓半島と中国大陸に対する侵略の道を歩いた。
日本が第二次世界大戦後、維持してきた「戦争しない国」の枠組みが揺れている。軍隊を置かないと規定した平和憲法を破棄して戦争できる国を作ろうとする日本の右翼と彼らの代理人であるアベの対外政策には「侵略DNA」が強く感じられる。だからアベの暴走は危険だ。