おととし、三島市で車を運転中の男性に対して小型バイクに乗った２人組が拳銃を発砲し、男４人が殺人未遂などの罪に問われた裁判員裁判で、静岡地方裁判所沼津支部は主犯の男に懲役１４年、残る３人に懲役１１年から６年の判決を言い渡しました。
おととし９月、三島市中島の交差点で、廃棄物処理業の５０代の男性が運転する車に拳銃６発が発射され、千葉県市川市の不動産業、菅原勝廣被告（７２）と千葉県我孫子市の解体業、米山和俊被告
（３６）など、あわせて男４人が殺人未遂や銃刀法違反などの罪に問われました。
２３日の判決で静岡地方裁判所沼津支部の齋藤千恵裁判長は「事件は産業廃棄物の処分場の契約をめぐるトラブルによるもので、菅原被告が被害者を殺害する計画を企てた」と指摘しました。
その上で、「朝の通勤通学の時間帯に公道上でけん銃を発射していて一般市民を巻き込む危険も高かった」と指摘し、主犯の菅原被告に懲役１４年、米山被告に懲役１１年、残る２人にそれぞれ懲役６年の判決を言い渡しました。
