学会の組織があってこその公明党の選挙戦であり、学会と党の関係は、かつて池田大作が明言していた“同体異名”であることは会員にとって常識。でも、それを証明するような文書は決して残してはならないんです」
と証言するのだ。おまけに、表に記載されている当人たちに聞いても、
「この表を見たことはあるかもしれませんが、はっきりとは覚えていません。ただ、確かに副県長とか壮年部長などの肩書きは創価学会の役職ですし、拡対議長という肩書きは選挙の時だけのものです」(姫路総支部の広宣部長と記載されている山崎陽介・姫路市議)
「参院選の際には、確かにこの表に載っている肩書きで選挙戦をやりました。私自身も、この地区の選対本部長でしたから。でも、この表を見たかどうかは記憶してません」(明石総支部の橘泰三・総支部長)
と、記載されている肩書きなどはほぼ間違いないと認めるし、ハッキリと、
「ええ、見たことがあります」(加古川総支部の広宣部長と記載されている三島俊之・加古川市議)
と言い切る人物もいるのだから、これが紛れもない内部文書であることは確かなのだ。
「週刊新潮」2004年12月9日号より②