広島県広島市安佐北区小河原町のホテルで４月１６日、女性が包丁で複数回刺され殺害される殺人事件が起きました。
広島県警は殺人未遂の疑いで、広島市西区に住む会社員・吹上圭容疑者（４４）を現行犯逮捕しました。容疑を殺人に切り替え捜査する方針です。
発表によりますと吹上圭容疑者は４月１６日午後１時２０分ころ、広島市安佐北区小河原町にあるホテルの一室で、知人女性（４８）の胸などを包丁で複数回刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。
犯行後、吹上圭容疑者が「救急車を呼んでほしい」などとホテルの従業員に頼み、従業員が消防局に１１９番通報したことで事件が発覚しました。
この通報を受け救急隊や警察官らが現場に駆けつけたところ、女性が血だらけ倒れていました。
女性は病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けましたが、間もなく死亡が確認されました。
駆けつけた警察官らが現場にいた吹上圭容疑者に事情を聴いたところ、女性を包丁で刺したなどという趣旨の話をしたため、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
現時点では、吹上圭容疑者と女性の間に何らかのトラブルがあり事件に発展したとみられています。
警察での取り調べに対して吹上圭容疑者は「刺した事は間違いありません」などと供述し、容疑を認めています。
広島県警は容疑を殺人に切り替え、吹上圭容疑者から事情を聴くとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進める方針です。
