ガイアのまとめ
広島県・福山市。去年11月、継続支援A型事業所を運営していた『しあわせの庭』が経営破綻した。パンの製造などを行っていた障害者112人が突然の解雇となった。8月から働いていた近藤芳弘さんは、7年前に事故で左手の一部を失くし『しあわせの庭』から得る収入が頼みの綱だった。未払い賃金は30数万円あるという。地元の労働組合『福山ユニオンたんぽぽ』が主催する相談会が開かれ解雇された障害者など約40人が参加した。近藤さんは一番は賃金を払ってほしい、みんなの就職先を見つけてもらいたいなどと話した。福山ユニオンの武藤さんは、しあわせの庭について、パンやポップコーンを作る場所に数十人は多いなどとした。国からの助成金を得るために集められたのではないかという見方もあり、経営責任者は雲隠れを続けている。 3月、広島地裁で債権者集会が開かれた。集会後、山下氏は裏口から立ち去ろうとし、集まった人々は車を取り囲んだ。山下氏はそのまま立ち去り、これ以上の説明は書面でするとした。翌日、山下氏の実家を訪ねると父親が対応し、山下氏は行方不明だと告げた。
