📖 創作･携帯小説

——主な登場人物——

森丘　郁吾　　｢モリオカ　フミア｣　♂

高松　未空　　｢コンドウ　ミク｣　　♀

>>2　訂正です。

×高松　未空

○近藤　未空

郁吾・・・いつまでも忘れない。

いつまでも、忘れられないよ・・・。

郁吾を考えない日なんかないよ。

こんなかなしい事、忘れたい。

どうしたら忘れられる・・？？？

もう新しい未来に踏み出さないといけないのに。

いつまでも、郁吾の事が気になる。

私は・・・・・・・・・


『・・・・あなたを忘れられますか？・・・・』

瞳｢未空・・行く？｣

瞳(ﾋﾄﾐ)の声で我にかえった。

未｢ぁっごめん。私・・・・｣

将｢もう・・いつまでもｺｺにゎ
　　入られない。行こう？｣

将(ｼｮｳ)の合図で私達ゎ、
お墓参りを済ませる。

郁吾・・また、あなたに
会いに来ます。

隼｢・・どこ行く？｣

隼人(ﾊﾔﾄ)が気まづい沈黙を破る。

未｢・・絶対、毎年郁吾の墓参り行ったら、
　　帰り、キマヅイ空気流れるよね〜！！｣

未空は、ﾜｻﾞﾄ明るい声を出す。

瞳｢・・・・未空・・・・｣

将｢ｺｺにでも入る？｣

将が指指したのは、ある喫茶店だった。

未｢ぁっ・・・・｣

ｺｺの喫茶店はよく、
私.瞳.将.隼人・・そして、郁亜
と一緒に来た喫茶店。

隼｢久ぶりだね・・ｺｺの喫茶店・・。｣

未｢そ〜言えば、郁亜が居なくなってから、
　　1度も皆で来てなかったよね。｣

私達は、喫茶店に入ることにした。

訂正

>>6　上から5行目の、郁亜×
　　　　　　　　　　郁吾○　　です。

入ると、暖かい空気が私達を包むようにくる。

4人ゎテーブルに座る。

瞳｢暖かいねぇ！｣

未｢うん。ずっと外にいたから
　　寒さとか分かんなかったぁ〜｣

店｢ご注文ゎお決まりでしょうか？｣

私達は、適当に暖かいものを注文した。

私は、郁吾が飲み物で1番好きだった
紅茶を頼んだ。

こんな時まで郁吾の事考えてる・・・。
いつになったら忘れられる？
ぃゃ・・絶対、郁吾の事ゎ忘れられない
かも知れない。

—30分後—

ただ私達は、話す会話もぁまりなく、
30分を店にいた。

将｢・・もぅ出よう。｣

将の一言で私達は店を出る。

できればずっと、あの喫茶店にいたかった。
郁吾との思い出が染み込んだ、
ソファー.テーブル.カップ。
なんでもこの喫茶店は、知っている。

私と郁吾がケンカした時だって。———

隼｢今日ゎこれで帰ろっかぁ〜｣

瞳｢うん。そうだね。｣

未｢じゃぁね！｣

瞳｢うん。明日学校でぇ〜｣

私達4人はそれぞれ家に帰る。

—家—

今日は、郁吾がこの世から去って、
3年目の命日。私達は今年で高校2年生。
なヵなヵあの4人で郁吾の墓参りに行く事が
だんだん難しくなってくるかも知れない。
でも、私は、必ず、郁吾の墓に行く。
私は今でもあなたを愛してます。

—朝—

母｢未空〜早く起きなさい〜
　　遅刻だよぉ〜！！｣

1階からお母さんが叫ぶ。

未｢はぁ〜ぃ〜｡｡｡｡｣

未空はしたくをする。

いつもは、朝、郁吾と一緒に
学校に行った。私がしたくするのが
遅くて・・・いつも郁吾にバカにされたり、
からかわれたり・・・すべて、
今では良い思いで。
いつもの事が、良い思いでになるとは
思ってもいなかった・・・・・。

未｢行って来まぁ〜す。｣

未空は家を出る。

｢｢｢未空｣｣｣

後ろの方から声がする。
振り向くと、瞳と隼人がいた。

瞳｢ぉはょ〜！！！｣

未｢うん。｣

いつもは楽しかった登校も、
いまでは、つまんなくて、
前までは短かった距離が
急に、長距離になったみたいに、
学校がとても遠くに感じる。

未｢ｱﾚッ・・将は？｣

隼｢ぁっ将、今日の朝から連絡取れないんだよ。
　　未空何か知らない？＿＿＿｣

未｢ぇっ連絡取れない？｣

瞳｢将にとってゎ珍しいじゃん？
　　だから心配してたんだけど・・・｣

未｢先に、学校行ってるのかな？——｣

隼｢そう思って、将の家に行かなかったんだけど。｣

—学校—

未｢将・・・いるかな？｣

—教室—

教室に入ると・・・・
誰もいなかった。

隼｢ぁれっ将来てないや〜｣

瞳｢まぁ、将の事だから、寝坊したんじゃない〜？｣

未｢きっとそ〜だよね〜｣

思いたくわないんだけど、
郁吾があの事故を起す前は、
今日の将と同じ、こんなんだった。
連絡がとれなくて・・・・
皆軽い気持ちでいた・・・
でも、あの将だからきっと大丈夫。

『ｷｰﾝｺｰﾝｶｰｺﾝ—』

8:30のチャイムが鳴る。
このチャイムまで来なきゃ、遅刻。

未｢ぁ〜とうとう将遅刻だねぇ〜｣

瞳｢ぁとが厳しいのになぁ〜｣

隼｢最悪だゎ・・・・・・・｣

『ｶﾞﾗｶﾞﾗ—ッ！』

勢いよく教室のドアが開く。
先生が私達3人に向かって———・・・

先｢ぉぃ。お前等3人ちょっと。｣

先生は私達を呼び出す。

未｢どうしたんですかぁ〜？？｣

瞳｢もしかして、将の事・・だったり？｣

先｢うん。そうだ。｣

私達は先生に言われるまま、
担任の車に乗り込む。

隼｢先生、将どうしたんですか？？｣

担任の先生は教えてくれなかった。
助手席に座っていた保健の先生が答えた。

保先｢ちょっと事故にあったらしく・・・｣

私は薄々感じてた。だって、
助手席に保健の先生が座っているんだもん。

お願い。将、無事でいて。
郁吾・・・助けて。
まだ将を向こうに行かせないで。

私達が向かった場所は、
国立病院だった。

未｢・・将、大丈夫何ですか？｣

先生がやっと黙っていた口を動かす。

先｢あぁ。事故あっただけだけどな。｣

瞳｢なんだぁ〜じゃぁ大丈夫なんだ？｣

先｢まだ緊急手術してから目が覚めてないらしいけど。｣

私達3人は目を合わす。
瞳が何か訴えそうにしてた。

『ｶﾞﾗｶﾞﾗ—』

私達は将がいる病室に入る。

隼｢将・・・？｣

隼人は将の名前を呼ぶ。
でも将は一向に目を覚まさない。

先｢こいつが事故にあったって言う事
　　を伝えておきたくてな・・・・・｣

未｢・・・・・・・｣

瞳｢・・・・・・・｣

隼｢・・・・・・・｣

沈黙のなか、先生が口を開く。

先｢そろそろ学校に戻るか・・？｣

隼｢・・・・はい・・・・｣

未｢・・先生、｣

先｢うん？どうした？｣

未｢私・・ｺｺに残ってていい？｣

先｢ダメだ。｣

瞳｢いいじゃん。未空だけだしさ。」　

瞳は、きっと私と同じで、郁吾の事を
思い出したのだろう・・・・・。
私達が帰ったら、将が遠くに行ってしまう
気がするから。

先｢何かあったら連絡しろよ。｣

瞳｢目が覚めたら連絡ね！｣

私は1人、将が目を覚ますまで病室に残る事にした。

皆は病室から出て行く。


病室に残って何時間経っただろう。
私はいつしか寝ていた。

未｢ぁ〜ょく寝た・・かも〜｡｡｡｣

将｢普通ｺｺで寝る？｣

未｢・・・・ぁっっ目ぇ覚めた！？！？！？｣

将｢とっくに。｣

未｢なんだぁ〜よかったぁ！！！！｣

将｢・・・・ごめんな。・・・・｣

未｢・・しょ、将｡｡｡｡｣

今まで貯めてた感情が一気に吹き出した。

私は、将の胸で泣く。

きっと将は、郁吾が亡くなる時
みたいで、私が心配した————
そう思っているのだろう。

将｢俺、明日まで入院らしいゎ〜｣

未｢・・・・・・・・｣

将｢ぁ〜早く学校行きてぇ〜なぁ！！｣

『PiPiPiPi』

未空の携帯のメール音がなる。

将｢・・メール？｣

未｢うん。瞳からだ———
　　あぁぁぁぁあっっっ！！！！！！！｣

将｢な、何だよ！？！？！？！？｣

未｢瞳達に連絡するの忘れてた〜〜〜
　　ちょっと電話してくるっ｣

未空は病室を出る。

—外—

未空は急いで瞳に電話する。

瞳『っ未空遅いっっっ！！』

未『ごめん、ごめん。忘れてた。』

瞳『ずっと隼人と待ってたのにぃ〜』

未『ホントわるい！隼人にも謝っておいて！』

瞳『・・で、将目ぇ覚めた？？？』

未『うん。元気そう！！』

瞳『よかったぁ！！もう授業終わったから、
　　今から病院行くね。』

未『うん。待ってる』

未空は病室に戻る。

将｢瞳怒ってただろ〜？｣

未｢まぁ・・まぁね｡｡｡｡｣

将｢ﾊﾊﾊｯアホだろぉ〜｣

未｢もぅうるさぃなぁ＞＜｣

—20分後—

瞳｢将大丈夫！？！？！？！？！？！？！？｣

いきなり瞳と隼人が入って来た。

将｢大丈夫だよ。｣

隼｢ってかお前何で事故？｣

将｢あぁ。たいした事ねぇ〜よ。｣

未｢教えてくれたっていいじゃん。」　

将｢いぃ。言わない。｣

未｢私達なら大丈夫だし。｣

将｢・・・・・・・・
　　はぁっ未空とかにかんけぇ〜ないつってんの。｣


きっと将は私達に気をつかって
どうして事故がおきたのか
教えてくれなかったんだろう・・・・・。

そ〜う言う、将の優しさ好きだよ。

—一週間後—

今では元気に将が学校に登校してる。

—学校—

隼｢将、もう怪我するなよ〜
　　かなり気になる奴がいるから。｣

将｢・・分かってる。アイツにはもう
　　悲しい思いはさせたくないしな。」

2人は小声で喋る。

未｢2人で何ｺｿｺｿ話してんのぉ〜？？｣

将｢み、未空にゎかんけぇ〜ねぇ〜よ！｣

瞳｢かんけぇ〜ないなら教えてくれてもいいじゃん〜｣

—休憩時間—

私と瞳は学校の屋上に行く。

未｢今日は珍しく、隼人と将いないんだね〜｣

瞳｢うん。なんか、委員会の仕事あるらしい。｣

未｢何年ぶりだろうね。こうして2人だけで
　　休憩時間過ごすなんてさぁ〜・・・｣

瞳｢ぇっぃや？｣

未｢ぃやなハズないじゃん〜♪｣

瞳｢ぁっ見て見て〜あそこでキックベース
　　してるよ！！｣

未｢こんな光景見るのホント久ぶり〜｣

瞳｢・・・皆楽しそうだね。
　　笑ってない人なんか1人もいないや。｣

未｢私達もあんなに笑えてるのかな？｣

瞳｢どうだろ・・・・・・｣

未｢私がｽﾞｯﾄ、郁吾の事引きづってるから、
　　皆、困るよね。

瞳｢・・・・そんな事・・ない・・よ？｣

未｢またああして笑えたらいいよね。｣

瞳｢うん。｣


また、すごく幸せ笑ってる顔になれるよね。
でも・・・・いつになっても、私は郁吾の事を
忘れられない。それだけは、自分でも分かる。
私は、まだ子供だ——————。
人生1度はこんなｺﾄ体験するんじゃないかな。
大切な人を亡くす。この悲しみ。
これを乗り越えて大人になっていくんだ。
でも私は高校生。高校生でこんな悲しみを
乗り越えろ。なんて出来ない。
郁吾との出会いがもう少し後なら・・・・・
こんな思いもしなくていいし、
きっと、郁吾の運命も変わっていただろう。

将｢ぉ〜ぃお待たせぇ〜｣

将と隼人が来た。

瞳｢・・別に待ってないし〜｣

将｢はぁ〜ヒデぇ〜な〜」

ｺｺに郁吾がいたら・・・もっと
楽しいんだろね。

将｢未空———？｣

ダメだ—————
私、郁吾の事しか頭にない。
最低だよね—————

瞳｢未空！！｣

未｢っぇ？｣

瞳｢ずっと呼んでたのに！｣

未｢ぁっごめん。私すぐに
　　自分の世界にはいるから｡｡｡｡｣

隼｢自分の世界じゃなくて、郁吾の事
　　考えてんじゃないの？｣

隼人はｽﾄﾚｰﾄに口ずさむ。

未｢ぇっ・・・・・｣

気まずい空気が流れる。

将｢ｽﾄﾚｰﾄに言うか・・・？｣

隼｢ゎりぃ。｣

『ｷｰﾝｺｰﾝｶｰｺﾝ—』

ぃぃﾀｲﾐﾝｸﾞにﾁｬｲﾑが鳴る。

未｢・・は、はやく教室戻ろうよ！！｣

未空が皆に話かける。

ちょっと眠ってた