【社会】スクール水泳帽の誕生秘話 おむつカバーの技術生かす
[匿名さん]
★スクール水泳帽の誕生秘話 おむつカバーの技術生かす
2013年12月7日15時03分
日本で初めて学校用のスイミングキャップを開発した水泳用品メーカー「フットマーク」(東京都
墨田区緑2丁目)のギャラリーが、区の「小さな博物館」に認定された。かつては着用の習慣が
なかったキャップを水泳の授業に定着させた同社の足跡を知ることができる。
同社の前身「磯部商店」が創業したのは、戦後間もない1946(昭和21)年。赤ちゃんの
おむつカバーやぞうり袋、リュックサックなどの学童用品を作っていた。だが、主力のおむつ
カバーは蒸れやすく、夏場になると売れ行きが鈍る。「夏に売れる商品を」と、69年に開発
したのが学校用スイミングキャップだった。
[匿名さん]
当時、海水浴でかぶる『海水帽子』はありましたが、プールで帽子を着用する習慣はありません
でした。ただ文部省が水泳授業の推進を発表し、全国の学校に続々とプールが造られていた時期
でもあり、『いける』と考えたのです」。3代目の社長で、現会長の磯部成文(しげふみ)さん
(72)は振り返る。
おむつカバーで培った技術を生かし、ぬれても乾きやすいナイロン製のキャップが誕生した。
[匿名さん]