⚽ 女子サッカー

　なでしこジャパンの１０番といえば、やはりＭＦ澤穂希だろう。日本が劇的Ｖを成し遂げ“なでしこフィーバー”を巻き起こした２０１１年ドイツＷ杯を始め、銀メダルを獲得した１２年のロンドン五輪、準優勝した１５年のカナダＷ杯と数々の大舞台で輝いてきた。その後、大役に抜てきされた前任者が、日テレでともにプレーするＭＦ阪口夢穂（３２）。この２人に対する思いは特別だ。

　籾木　澤さんも夢穂さんも、対戦相手としても戦ったし、チームメートとしても戦っている。多くは語らずともプレーでチームが分かるというところは２人の共通点と感じるし、かっこいいなと思う。それが（周囲の選手の）安心感につながっていたので、自分もそういうことをチームに与えられる選手になれたらいいなと思う。

　なでしこ１０番の正統な後継者となる覚悟。日本中が期待を寄せる東京五輪で悲願の金メダルを獲得するために、今大会で自らの価値を証明するつもりだ。

　籾木　自分のこのチームにおける役割をはっきりさせるのがテーマ。日本が勝つために自分に何ができるのか。自分の強みだけじゃなく弱みの部分も明確にして、自分がチームにどう貢献できるのかをはっきりさせたい。感覚ではなく言葉にできるように証明していかなければいけない。自分のプレーがどう貢献できるのか、チームにも伝わるようにしていきたい。周りの選手の強みをどう生かせるか常に考えながらプレーして、しっかり状況を見て判断していくことを意識したい。

　高倉ジャパンの若き司令塔は、東アジアの舞台をきっかけに新たな１０番像を築けるか。

背番号「10」籾木結花のシュートに韓国DFハンド
　PK決めて先制

止まらぬ籾木結花が4戦連発!!「まずはメンバーに残ることがすべて」
6/13(日) 20:32配信


[5.13 国際親善試合 日本女子 5-1 メキシコ女子 カンセキ]

　またもやネットを揺らした。これで4戦連発。なでしこジャパン(日本女子代表)FW籾木結花は「5試合連続ゴールも狙っていきたい」と意気込んだ。

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　4月8日のパラグアイ戦、同11日のパナマ戦、6月10日のウクライナ戦でゴールを記録してきた。そして、メキシコ戦でも、その勢いを止めることはなかった。

　2-0とリードして迎えた後半9分。素早いリスタートでMF中島依美のパスからPA内に侵入したFW岩渕真奈が折り返し。ゴール前に届けらたボールにフリーで反応したのが籾木だった。左足できっちり捉えたシュートをネットに突き刺し、チーム3点目を記録した。

「早いリスタートは常に自分たちが狙っていたところだし、ブチさん(岩渕)に声を掛けたので、そこはブチさんとお互いに理解していた状態でボールを出してもらえたという感覚がある」

　これで4試合連続ゴール。だが、次の試合でゴールを奪うには、東京五輪メンバーに選出されなければならない。「まずはメンバーに残ることがすべて。この試合の後の時間の過ごし方もそうだし、チームが優勝を目指していく上で自分が何をしなければいけないのかしっかり行動で表していきたい」。そして、メンバーに選ばれたのならば、「そういうチャンスが来るのであれば、5試合連続ゴールも狙っていきたい」と力強く語った。

こいつズングリムックリやな。