😎 不良・族全国

07月07日　11時56分

対立抗争とみられる事件が相次いでいる「山口組」と「神戸山口組」について、島根県公安委員会は、７日、鳥取や岡山などの公安委員会とともに「特定抗争指定暴力団」に指定しました。
島根県では、組の幹部の事務所がある松江市が、指定の効力が及ぶ「警戒区域」に設定されています。

「山口組」と「神戸山口組」の間では、ことし５月、岡山市で、神戸山口組系の暴力団幹部が、米子市の山口組系暴力団、大同会の幹部に拳銃で撃たれてけがをするなど、対立抗争とみられる事件が相次いでいます。
これを受けて、島根や鳥取、岡山、それに愛媛の４県の公安委員会は、２つの組織をより厳しい取締りができる「特定抗争指定暴力団」に指定し、けさ、官報で公示しました。
そして、７日昼前、「警戒区域」となった松江市では、警察官が大同会の幹部の事務所などを訪れ、事務所の立ち入りを禁止することなどを告げる紙を入り口のドアなどに張り出しました。
「警戒区域」では、▽構成員が５人以上で集まることや、▽組事務所に立ち入ること、それに、▽対立する組織の構成員につきまとうことなどが禁じられ、違反した場合、警察が逮捕することができます。
指定の期間は３か月ですが、状況に応じて延長することができ、警察は、事務所周辺のパトロールを強化するなどして、警戒にあたるということです。