今年7月、3度目の結婚と、第1子妊娠が明らかになった報道番組『NEWS23』のメーンキャスター・膳場貴子アナ(40)が、11月20日の放送をもって産休に入った。
膳場アナは東大医学部出身で、1997年にNHKに入局。
『おはよう日本』、2003年『第54回NHK紅白歌合戦』の紅組司会などを担当。
06年3月にNHKを退局すると、TBSと専属契約を結び、同年9月末より『筑紫哲也 NEWS23』のサブキャスターに就任。
09年3月末、正式に『NEWS23』のメーンキャスターに昇格し、以後、6年8カ月にわたってその座を守り続けてきた。
知性的な美人で、中高年の男性視聴者から根強い人気を誇っている。
その膳場アナが初めて長期不在となるだけに、がぜん注目されたのが、その“代役”だった。
これまでの同番組の体制は膳場アナのほか、アンカーが岸井成格氏(毎日新聞特別編集委員)、現場取材が多いフィールドキャスターが蓮見孝之アナ、スポーツ担当が古谷有美アナ、天気担当が國本美華の布陣。
膳場アナの産休で、新たな女子アナの投入が期待されたが、同23日の放送では、なんと“補充”はなし。
蓮見アナがメーンキャスターを代行し、古谷アナがサブキャスターを兼任する形となった。
膳場アナの産休期間は明確になっていないが、本人は早期復帰に意欲満々で、早ければ1月中にも番組に戻ると思われる。
ただ、そうなっても少なくとも2カ月間はメーンキャスターが不在となる。
蓮見アナは高いアナウンス力を持つ実力派アナウンサーだが、そもそも『NEWS23』は膳場アナの人気で持っているようなもの。
産休中に、視聴率が取れそうな女子アナを配置する選択もあったはずだ。
これには、TBSの人材難が関係しているようだ。
同局では昨年9月、エース格だった田中みな実アナが退社。
今年6月には、“人気ナンバー1”の枡田絵理奈アナが寿退社し、エース不在の状態が続いている。
そんな中、昨年は「2011ミスキャンパス同志社」の宇垣美里アナ、元タレントの皆川玲奈アナが入社。
また、“美人すぎるAD”として話題になった笹川友里アナがアナウンス部に異動となった。
今年度も、「2013ミスキャンパス慶應」の宇内梨沙アナ、「学生HEROES!Presets フレッシュキャンパスコンテスト2011」ファイナリストの上村彩子アナを採用するなど、次代のエース候補が続々入社した。
それなのに、膳場アナの代役なしは何を意味するのか?
「この2年でタレント性の高い女子アナが5人入りましたが、まだまだ経験不足。『NEWS23』はTBSの看板報道番組であり、膳場アナの代役にふさわしい女子アナがいないのでは? 同局にはエースと呼べる女子アナもいませんが、中堅の層も薄い。一時的とはいえ、現在の担当番組を替えてまで、膳場アナの代役を立てる余裕はないのでしょう。思い切って、古谷アナをMC代行にして、若手女子アナをスポーツ担当に起用する選択肢もあったかと思いますが……」(女子アナウオッチャー)
番組の“華”となる新たな女子アナ補充もないとなれば、同時間帯放送の『NEWS ZERO』(日本テレビ系)に乗り換える視聴者も出てきそうな予感。
視聴率的にも苦しい期間が続きそうだ。
【日時】2015年11月26日(木) 09:00
【提供】日刊サイゾー