05月17日 20時14分
製油所火災で放水12時間
17日朝、苫小牧市の製油所で起きた火事は、火が消し止められたあとも出火した設備に残っていた高温の重油を冷やすため、およそ12時間にわたって放水活動が続けられました。
17日午前6時ごろ、苫小牧市真砂町にある出光興産の北海道製油所の設備から火が出て、消防や製油所の社員らが消火にあたった結果、火は1時間半後に消し止められ、けがをした人はいませんでした。
消防などによりますと、火が出たのは400度近くまで熱した重油から硫黄の成分を取り除く「脱硫装置」と呼ばれる設備で、中にある重油は温度が高く、再び火が出る恐れがあったということです。
このため消防などは冷却のための放水を続けながら重油を別の場所に移す作業を進めていましたが、再び火が出る恐れはなくなったとしておよそ12時間後に作業を終えました。
消防によりますと脱硫装置の一部に亀裂が確認されたということで、そこから高温の重油が漏れ、火が出た可能性があるとみてさらに詳しく調べています。
一方、会社によりますと、この火事によるガソリンなどの出荷への影響はないとしています。
[匿名さん]
苫小牧の市営住宅で火災 住人か…男性救出も死亡
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17日朝、苫小牧市の市営住宅の一室から火が出て、住人とみられる男性が救出されましたが、搬送先の病院で死亡しました。
17日午前7時ごろ、苫小牧市住吉町1丁目の市営住宅で、「部屋の換気口から煙が出ている」などと近くに住む人から通報がありました。火は約1時間後に消し止められましたが、火元の部屋の内部がほぼ全焼しました。また、この部屋から男性1人が救出され、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。警察によりますと、この部屋に1人で住む小西登さん62歳と連絡が取れないことから、警察は、死亡した男性が小西さんとみて身元の確認を急ぐとともに、火が出た原因を調べています。
2016/05/17(火) 11:54
[匿名さん]