🏦 経済

クソニートの増加は、ただ働かない怠け者が増えるだけというようなわたしたちに無関係な問題ではない。従って、あいつは勝手に怠けているだけ、で済まされる問題ではないのだ。
つまりこういうこと。納めるべきを納めないクソニートの増加は、税金を納めないので行政サービスの質や量の低下を招く。公務員批判をする輩が多いが、実は公務員の仕事の質や量の低下を招いているのは、他でもないニートだったのだ。なぜなら、必要なことがらの予算計上すら難しくなるから、人がいても動かせなくなってしまっている。ニートがニートではなく、きちんと働いていればこんなことにはならない。
そして、社会保障。わたしたちの老後を支えるはずの社会保障も、怠けている奴がいるお陰で、きちんと納めているわたしたちにすら回って来なくなるかもしれない。社会保障は、働けるわたしたちが働けなくなったお年寄りを支える仕組み。つまり、これから、ニートが許されるんだという雰囲気が出来上がり、ニートが増え続けてしまったら、真っ当な人たちが受けるべき社会保障費が枯渇するのだ。
政府もそれは出来ないので、当面は増税でしのぐことになる。そう。増税だ。わたしたちの日常生活まで脅かされてしまうのだ。
つまりこういうことだ。ニートの存在は、わたしたちの老後の生活ばかりではなく、今の生活までもを蝕んでいるのだ。
当然、生活者には変わりないニートの日常や老後も蝕まれている。
目先の楽ゆえに怠けるニートは、自分たちばかりではなく、他の真っ当な人たちまでをも蝕み続ける。
ニートを撲滅しなければ、我々が幸せになることはない。幸薄い21世紀の不幸の原因の大きな一つは、間違いなくニートが作り出している。