赤字経営に陥っている弘南鉄道(本社・青森県平川市)の大鰐線(中央弘前—大鰐)と弘南線(弘前—黒石)を維持するため、弘前市など沿線5市町村は同社の2019年度と20年度の経常損益の赤字を全額補填(ほてん)する方針を固めた。19年度の両線の赤字は計約5920万円と見込まれ、5市町村はそれぞれ地元の駅の利用者数の割合に応じた負担額を運行費補助金として20年度の予算案に計上する。
5日の弘前市議会全員協議会で、桜田宏市長が明らかにした。沿線市町村の同社への運行費補助は初めてで、ほかの首長とも合意している。20年度の負担額は弘前市4075万4千円▽黒石市491万9千円▽平川市551万6千円▽大鰐町735万4千円▽田舎館村66万円と見込んでいる。20年度分の赤字は21年度の予算で補填する。
桜田市長は同協議会で、沿線市町村の首長と協議をしてきた経緯を説明。「事業者の経営努力だけでは運行の継続は困難な状況にある。当市にとってもなくてはならない弘南鉄道をしっかり維持、活性化させ、将来につないでいきたい」と支援に理解を求めた。
[匿名さん]
弘南鉄道はこのほど、同社オンラインショップで「弘南鉄道大鰐線VR券」の販売を開始しました。
VRと言っても「バーチャルリアリティ」ではなく、バーチャル「ライド」、つまり大鰐線オンライン乗車のチケットです。
購入者への特典として、車内に「購入者の名前を入れたポスター」を掲示。さらにバーチャルライド乗車記念限定Tシャツを贈呈します。実際にこのTシャツを着て乗車された方には、実乗車記念シールもプレゼント。
予約は2021年3月29日23:59まで受け付け、2021年4月中旬にお届けの予定。販売価格は3,300円(税込)で、TシャツのサイズはS/M/L/XLの4種類。駅での受付・販売は行いません。
Tシャツのデザインコンセプトは「大鰐線の路線をピクトグラム風にすると、人が座っているような形になる」ことに着目し、顔を弘前市のりんご、足元を大鰐温泉に。色はネイビーとホワイトの2種類。
[匿名さん]